カクテルに使われる「リキュール」の基礎知識とおすすめ「リキュール」
お酒を買うときに「必ず」といっていいほどあるリキュールコーナー。皆さんの中にも、居酒屋やバル、バーでは、「カクテル」を飲むという人は、「リキュール」の種類を知っておくと、お酒の楽しみ方の幅が広がるかもしれません!そんな、リキュールの世界をご紹介します!
リキュールとは
リキュールとは、「溶け込ませる」を意味するラテン語が語源で、その名前の通りハーブや果実、ナッツ、クリームなどを原材料にしたリキュールを蒸留酒に加えて、リキュールの「香り」や「風味」を溶け込ませたものを言います。「液体の宝石」とも呼ばれるほど、美しい色合いや香りを持っていて、カクテルのベースや風味づけで使われます。そんなリキュールは、大きくわけて4種類に分けることが出来ます!
フルーツ系
フルーツの果肉や果皮、果汁から造られたリキュールです。フルーツの数だけのリキュールの種類があると言われるほど、様々な味が楽しめます。主な材料としては、果肉類では「チェリー」や「アプリコット」、果皮類では「オレンジ」や「レモン」、トロピカルフルーツ類では「バナナ」や「ココナッツ」などが挙げられます。
【おすすめリキュール】
筆者のおすすめは、ココナッツ系の「マリブ」です。マリブは、カリブ海にあるバルバドス島のラム酒をベースに、重厚なココナッツの香りを引き出したココナッツリキュールです。ココナッツの甘い風味がそのまま活かされているので、コーラやオレンジジュースとの相性が抜群です。
ハーブ・スパイス系
「香草・薬草」や「スパイス」から造られたリキュールです。中世には「薬」として飲まれていた歴史もあり、独特な個性のある風味が特徴です。この種類のリキュールとしては、「パスティス」や「シャルトリューズ」、「ベネディクティン」、「ガリアーノ」、「ドランブイ」などがあります!それぞれの主な材料としては、パスティスではアニス、シャルトリューズでは香草、ベネディクティンではバニラ、ガリアーノではバニラや薬草、ドランブイでは蜂蜜などです。
【おすすめリキュール】
筆者のおすすめは「カンパリ」です。カンパリは様々なハーブや果実を配合して造られた、独特の苦味と赤い色合いが人気のリキュールです。苦味が非常に特徴的なので、オレンジジュースやグレープジュースで割るだけでもしっかりした味わいになります。
ナッツ・ビーン・カーネル系
ヘーゼルナッツやコーヒー、あんずの核など、木の実や果実の種子部分、豆類から造られたリキュールです。香ばしさや甘い風味が特徴です。主な材料として、ナッツ系では「ヘーゼルナッツ」、ビーン系では「カカオ」、カーネル系では「アンズの種子」があります。
【おすすめリキュール】
おすすめリキュールは、「アマレット」です。アマレットは、アンズの種子を使ったリキュールで、アーモンドのような豊かな香りと奥深い味わいです。アマレットのみでも非常に完成された味なので、ぜひ一度は「ロック」で飲んでみることをおすすめします。
スペシャリティーズ系
新しい製造技術で作られたリキュールで、「卵」や「クリーム」、「ヨーグルト」といったタンパク質や脂肪分を多く含む材料を使ったものが代表的です。主な材料としては、クリーム系では「チョコレート」、その他には「ミルク」や「ヨーグルト」があります。
【おすすめリキュール】
おすすめリキュールは、「モーツァルト・チョコレート・クリーム・リキュール」です。このリキュールはモーツァルト生誕の地であるザルツブルグで生まれ、良質なチョコレートを贅沢に使用しています。寒い季節には「ホットミルク」を合わせることで、体の芯まで温まることができます。
おわりに
代表的なリキュールの種類とそれぞれのおすすめを紹介しましたが、世の中には紹介しきれないくらいのたくさんのリキュールが存在しているので、ぜひ様々なところに足を運んで、お気に入りのリキュールを見つけてください。
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