新潟県が日本酒で有名になった3つの理由と新潟を代表する銘柄

日本酒と言えば、新潟 と口を揃えていう人も多いのではないでしょうか?今回は、新潟の日本酒が、ここまで有名になった理由に迫ります!

新潟県とは?

新潟県は、佐渡ヶ島を含む都道府県でも全国第5位の面積を誇ります。そのため、地域は、上越、中越、下越、佐渡の4つに地域区分されている。また、冬になると豪雪に見舞われることも多く、非常に寒い。内陸部は、山脈となっており、雪解け水が豊富で、平野部では、稲作が非常に盛ん。

新潟が日本酒で有名になった理由

①「城」と「道」時々「政治」(江戸時代中期まで)

沿岸部に沿った青いライン:北国街道
内陸に続く青いライン:三国街道
赤の数字:城址(①新発田城、②村上城、③長岡城、④高田城、⑤糸魚川陣屋)

少し歴史を遡って、新潟県の日本酒造りの礎となったのは、江戸時代の「城(藩主の城)」「道(二つの街道)」「政治」がありました。

  • 藩主の城:日本酒の酒造りが盛んになった江戸時代には、新潟県で、長岡藩や高田藩、新発田藩などが藩政治を行っていた。これらの藩主の城の前には、城下町が敷かれるようになり、町が形成されていき、商人文化ができていった。
  • 二つの街道:新潟には、江戸時代、北国街道(越後)と三国街道(群馬県に繋がる道)があった。しかもこの時代、みなさんもよく知っている「参勤交代」が重要視されるようになり、これらの街道沿いに、城があり、早急にこの街道を整備するようになった。またそれによって、大都市江戸とのパイプラインが敷かれることになったこともあり、酒造りにとっては、江戸への販路も想定するようになった。
  • 政治:1754年(宝暦4年)には、豊作であったこともあり、米価の価格下落を恐れ、幕府は、勝手造り令を出し、米からできる日本酒造りを奨励するようになった。そのため、稲作が盛んであった新潟では、多くの酒蔵が誕生した。また、この1700年代は、政治も安定したことも理由の一つにあげられる。

これらのことから、江戸時代中期までの越後の日本酒は、城下町・宿場町などの町人文化の中で育まれていきました。

②今も全国で大活躍する越後杜氏

越後杜氏とは、新潟県を発祥地とする日本酒を作る代表的な杜氏集団です。では、越後杜氏は、どのようにして生まれたのでしょうか?

江戸幕府が進めた寒造り以外の禁

【背 景】
江戸幕府の税収の割合が大きいかった米は、その年の気候によって、大きく収穫量が変化していました。それによって、需給関係が変動し、米価に大きな影響を与えることが多かったのです。そこで、政府は、日本酒(酒)に注目します。江戸時代前期(〜1690年くらいまで)の日本酒造りは、四季醸造と呼ばれる、1年間のほとんどを酒造りする手法を取っていました。しかし、その場合、米を使う量が増えることに相まって、不作の場合、出回る米の量が減るのに対して、米を欲しいとする母体数は一定にあるため、米の価格が高騰しやすくなってしまい、より飢饉を助長してしまう恐れがありました。

【寒造りが越後杜氏を誕生させた⁈】
幕府は、四季醸造から寒造りへと移行させる寒造り以外の禁を発令します。それから、多くの酒蔵では、寒造りを行ってきました。それが、父ごの多くの農家とある状況と合致します。それは、農家は冬場、閑散期のため仕事がなく、身入りがないのが悩みでした。そこで、越後の農家は、出稼ぎに、畿内(兵庫や大阪など)の酒蔵にいき、酒造りを行うようになりました。これが、越後杜氏の始まりです。

酒造りの確立で生まれた地主酒造

越後杜氏は、兵庫の灘や大阪の摂津などの寒造りが盛んなところで、冬場は酒造りを学び、農業の繁忙期では、地元で農作業を行うようになり、農家の中でも、懐豊かな地主が登場してきます。その地主が、小規模の酒造りを始めるようになりました。これも、越後杜氏の活躍のおかげでした。

③越後杜氏の確固たる基盤「杜氏組合」

全国第二位の規模を持っている新潟県酒造従業員組合連合会。この組合の支部という形で、各地域の杜氏組合が存在する。

越後杜氏が醸造する日本で有名な日本酒 3選

八海醸造『八海山』 杜氏:高浜春男

高浜杜氏の記事URL:http://www.hakkaisan.co.jp/syoko/yukiguninosakagura/yukiguni01
八海醸造URL:http://www.hakkaisan.co.jp/

朝日酒造『久保田』『朝日山』 杜氏:木曽健太郎

朝日酒造URL:https://www.asahi-shuzo.co.jp/index.html

石本酒造『越乃寒梅』 杜氏:古川原行雄

石本酒造URL:http://koshinokanbai.co.jp/index.html

最後に

ぜひ、越後杜氏が醸した日本酒を飲んでみてはいかがでしょうか?

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