飲み残したワインの最適な保存方法とその後の美味しい飲み方とは?

ご自宅でワインボトルを開けて、残してしまった時に、どうやって保存すれば良いか悩む方も多いのではないでしょうか?そんな飲み残してしまったワインを美味しい状態で保存する最適な方法と保存した後の美味しい飲み方をご紹介します!

飲み残したワインはすぐに劣化するのか?

すぐに劣化しない?

飲み残したワインは、すぐに劣化し不味くなるのでしょうか?この場合、酸っぱくなってしまうことを想像する人も多いかと思いますが、実は、すぐに劣化することはありません。

というのも、ヒントは、アルコールの酸化反応と酸味の関係にあります。そもそも、適切な保存方法をしていれば、ワインは、約1週間ほど、味わいの変化はありますが、美味しく飲むことが可能です。

そもそも、ワインは、ぶどう本来の抗酸化物質として、ラムネチンやポリフェノールを含んでいます。これらには、癌など生活習慣病の原因となる活性酸素の発生を抑えるだけ出なく、酸化によるワインの劣化を防いだりしてくれます。

またポリフェノールによるワインの酸化防止だけではなく、多くのワインに含まれる酸化防止剤としての亜硫酸が含まれているため、酸化での劣化をより抑えてくれます。そのため、ボトルに栓をして冷蔵庫(できれば野菜室)で保管しておくと、より美味しく状態で保存することができます。

むしろ、適度に酸素に触れることで、熟成が進み、味わいがまろやかになります。ですので、人によっては、ワインを開けてから数日経過した後の味わいが好きという方もいるくらいです。

飲み残したワインはすぐ劣化する?答え.NOです。ワインには、抗酸化物質と酸化を防ぐ亜硫酸が含まれているため。

劣化してしまう保存とは?

飲み残したワインが劣化してしまうのは、二つの可能性が示唆されています。「過剰に酸化が進んでしまうこと」と「微生物による代謝が進んでしまうこと」です。

まず、「過剰に酸化が進んでしまうこと」で、ワインが酸素に触れることで、酸化反応が起きます。これが過剰に進むことで、ワインの劣化が早まります。これは、開封後も同じボトルで保存する場合に起こりやすく、ボトル内の空気が開封前よりも増えてしまい、ワインが酸素と触れる機会を増やしてしまうからです。ただし、この場合、あくまでも酸素原子の電子をワインが受け取るだけの化学反応のため、これだけでは、味わいは変わりません。

一方で、「微生物による代謝が進んでしまうこと」で、酸味の成分が増えてしまう「酸敗」を引き起こしてしまう場合です。これは、酢酸菌のような微生物によって、「酢酸(CH3COOH)」に変化してしまいます。この変化は、水素イオン(H)を増やして、塩化物イオン(OH-)を減らしてしまう酸塩基反応のため、酸性に触れてしまい、酸味が増してしまいます。

このため、清潔な環境で、なるべく酸素を取り除いた状態で保存することが好ましいと考えられます。

劣化しない保存方法とは答え.酸素を取り除いた清潔な環境での保存が好ましい

番外編 ワインに含まれる「ポリフェノール」とは

特に、ポリフェノールを多く含む赤ワインには、健康長寿やED、メタボリックシンドローム対策にもいいと言われている「レスベラトロール」や心臓の機能を正常に整えてくれる「アントシアニン」などが含まれており、医学会からも注目されています。そんな赤ワインのポリフェノールについて下記の記事で確認してみてください。

健康にいい赤ワインの適量と飲み方とは?

飲み残しワインを美味しく保存する3つの方法

では、飲み残しワインを美味しく保存する3つの方法をご紹介します!その前に、ちょっと先ほどのポイントをまとめてみましょう。

飲み残しワインを美味しく保存するための最低条件・空気(酸素)に触れさせないようにする
・微生物のいないような容器などで保存する

上記のもと、3つの方法をご紹介します。

1.【超簡単】炭酸飲料のペットボトルに移し替えて保存

炭酸飲料のペットボトルがおすすめな理由は、炭酸ガスが出ていかないようにキャップの密閉性が高くなっているためです。炭酸飲料のペットボトルをよく洗い(できれば除菌までしておくとベスト)、ボトルに入って残ったワインを移し替えます。その場合、注意しておきたいのは、ペットボトルにワインを移し替えた時に、なるべく空気が入らないように、小さめのペットボトルを用意するようにしましょう。

2.【簡単・便利】真空ハジーボトル

 (商品名:真空ハジーボトル 500ml):画像をクリックすると楽天商品ページに移動します

真空ハジーボトルは、ガイアの夜明けでも紹介された「ハジー技研株式会社」が製造する真空のボトルです。飲み残したワインを注いで、ボトルの両端を持ちながら、ワインを上に上げていくだけで、簡単に真空状態が可能になります。

イメージがつかない方のために、下記の動画をご覧になってみてください。

3.スクリューキャップ

おすすめのスクリューキャップが2つあります。「バキュバン」と「アンチオックス」です。

◆ バキュバン

 (商品名:バキュバンセット V-20(ポンプX1・ストッパー×2)):画像をクリックするとAmazon商品ページに移動します

「バキュバン」は、かつてからスクリューキャップと言えば、「バキュバン」と言われるほど、有名なキャップです。酸化を防ぐ仕組みは、ボトルにストッパーをして、ポンプで空気を抜くだけ。ストッパーが、2個あるので、2本分のボトルが空いてしまった場合も安心ですし、追加購入することもできますよ!

ワインだけでなく、日本酒にも使えるので、使い勝手も良くて、しかも、価格も2,000円程度とコストパフォーマンスもいいので、長年、多くのファンがいるのも頷けますね。

バキュバンのストッパーの追加購入もできるので、ストッパーを予備で購入しておきたい人にはおすすめです!

◆ アンチオックス

(商品名:プルテックス アンチオックス ブルー TEX092BL):画像をクリックするとAmazon商品ページに移動します

スペインとイタリアソムリエ協会、キャンティークラシコ協会が公認している「アンチオックス」。ワインの酸化プロセスにおいて酸化を防ぐために重要な要素は、酸素とワインに含まれる揮発性成分が触れ合うことで酸化が促進されるという点で、この接触を内部の酸化防止カーボンフィルターによって、抑える働きがあり、ポンプ式のものよりも酸化をゆっくりと遅らせることができるのが特徴。

また、キャップには、数字の目盛りがついていて、いつ開けたワインなのかがわかるようにすることができます。ボトル残量が半分の場合、5日〜1週間はワインの酸化を抑え、美味しくワインを楽しめます!

4.デンソー ワインセーバー

(商品名:デンソー ワインセーバー WIS-100 シルバー):画像をクリックすると楽天商品ページに移動します

最近、お酒好きの間で非常に話題になっているのが、デンソーのワインセーバーです。専用キャップをボトルに差込、ワインセーバーを被せるだけで、約10秒程で、真空状態に。1週間は、味がほぼ落ちないので、おすすめです。また、なんと言っても、手軽に簡単にできてしまうので、おすすめです!

なお、電池が付属していないので、単三電池は必ず一緒に購入するようにしてください。デンソーのワインセーバーの使い方や時間経過ごとの酸化の程度などを解説した詳細な記事は、下記をご覧ください。

ワイン好きが重宝するデンソーのワインサーバー「WINE SAVER WIS-100」とは

飲み残しワインを美味しく飲むために

保管場所

ご自宅にワインセラーがある方は、ワインセラーに保存するのが一番いいですが、そうでない方は、冷蔵庫の野菜室で保管しておくのがおすすめです。冷蔵庫の冷蔵室の温度は、「2〜6℃」と言われていますが、野菜室の温度は、「3〜8℃」とやや温度が高めに設定されています。

また、冷蔵庫の機能に、湿度管理機能がついているものもあります。その場合は、できれば60〜70%程度の湿度設定が最適です。当然ではありますが、なるべく直接、日光が当たらない場所に保管しておくようにするようにしましょう。

ワインセラーの購入に悩んでいるなら下記の記事がおすすめです!

【ワイン初心者おすすめ】ワインの保管に困ったときのおすすめワインセラー 4選

飲むときの温度

個人によって、感じる味覚は異なります。それだけでなく、赤ワインと白ワインでも味わいは大きく変わります。赤ワインの場合、マロラクティック発酵が行われることも多いので、酸の多くは、「酒石酸」と「乳酸」です。一方で、白ワインは、ぶどうの成分がそのままワインに含まれるので、「酒石酸」と「リンゴ酸」が酸の主成分となります。

赤ワインに含まれる「乳酸」は、温度が常温(15〜20℃程度)に近い方が、美味しく感じるのに対して、白ワインに含まれる「リンゴ酸」は、低温(10℃前後)の方が良いと言われています。ですので、赤ワインを飲むときは常温で、白ワインを飲む時は、低温で飲むのが良いと思います。

番外編

赤ワインを飲んでいて渋みが足りないと感じる場合は、少し冷やしてみると、渋みが感じやすくなるのでおすすめです!

 

まとめ

まとめ・飲み残したワインの劣化を遅らせるには、「酸素に触れさせない」と「清潔な環境で保存」することが大切。

・一番簡単なワインの保存方法は、小さめの炭酸飲料のペットボトルにワインを移し替えて保存する。

・完全な真空状態にするなら「ハジーボトル」

・簡単にはめるだけで酸化による味の劣化を抑えるなら「アンチオックス」

・1週間の味の劣化が送らされる実証データのもと、簡単10秒で真空状態で味を完全保存できる「デンソーワインセーバー」

・ワインの保管は、ワインセラーか野菜室がおすすめ(湿度管理ができれば、70%程度が最適)

・赤ワインは常温、白ワインは低温

・赤ワインで渋みを感じたいなら、少し冷やしてみて

飲み残したワインは、お料理にも利用することが出来ます!お料理への利用で、旨味・コクが引き出せたり、メリットづくしです!そこで、ワインと料理のおすすめの記事もご参考にしてみてください!

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