【金沢観光必見】金沢最古の前田利家御用達の酒蔵「やちや酒造」を見学

北陸新幹線も開通してから3年が経ちました。金沢の観光は、全国的にも大人気。金沢には、近江町市場や東茶屋街、兼六園などの名所がたくさんありますが、実は、300年以上続く酒蔵もあります。そのうちの一つである前田利家御用達の創業400年以上の「やちや酒造」さんを見学しましたので、ご紹介!

アクセス

電話:076-252-7077
定休:年末年始、日曜日(月曜日が祝日の場合は月曜日)
営業時間 9:00~17:00
交通案内
・柳橋車庫、森本、福光方面行きバス“鳴和”で下車徒歩5分、 御所、夕日寺方面行きバス“大樋町”で下車徒歩3分
・金沢駅、近江町市場からタクシーで10分程度、 兼六園からタクシーで10分程度 、 ひがし茶屋街からタクシーで5分程度

やちや酒造とは

歴 史

やちや酒造」は、本能寺の変(1582年:天正10年)の翌年に、創始者である神谷内屋 仁右衛門(かみやちや じんうえもん)が、殿様専用の酒造りをするために、前田利家と共に、尾張から移住したのが始まり。1628年(寛永5年)に、殿様より、屋号「やちや」と酒銘「加賀鶴(かがつる)」を拝命。

※ 「加賀鶴(かがつる)」が、「かがづる」ではなく「かがつる」と濁点がつかないのは、お酒が濁らないようにとしたためのようです。

前田家の殿様御用達の酒蔵ということもあり、参勤交代で往訪する江戸につながる旧北陸道〜旧北国街道がやちや酒造の前を通っていました。こんなところにも、御用達であったことが伺えますね。ちなみに、加賀藩の江戸の藩邸は、現在の東京大学(本郷)にありました。

見 学

受 付

酒蔵を入って左手に、レジが置いてある受付がありますので、そちらへ、名前などを記入し受付をします。その空間には、様々なやちや酒造のお酒が陳列されています。また、歴史がある酒造さんなので、芸能人のサインも数多く展示されております。

また、展示品に、室町時代から伝わるという加賀染めと模様染めを融合した加賀友禅も展示されています。

こだわりの酒造り

では、早速見学へ!見学には、スタッフの方が事細かに説明をしてくれました。

蒸米(むしまい)

こちらは、酒造米を蒸す機械で、500kg程度のお米を蒸すことができるようです。ちなみに、こちらが使用されているお米は、地元の酒造好適米「五百万石」を中心にしようしています。また、吟醸米には、兵庫県産の「山田錦」を使用しているそうです。この酒造好適米ですが、みなさんが、食事でお召し上がりになっているお米に比べて値段は、約2〜3倍ほどするそうです。しかしながら、食用のお米と違い、お米のつぶの大きさも品種によっては、倍程度あるものもあるとのこと。それに相まって、冷害の被害も食用に比べて受けづらいとのことで、安定した供給量が今のところ保たれているようです。

精米についても、こちらのお米の殆どが、50%以上の精米歩合をしているようです。(もちろんお酒の種類によっては、異なります。)ちなみに、食用のお米の精米する割合は、2割〜3割程度とのこと。

麹〜酒母〜醪

こちらが麹菌と蒸米とで、麹を作る麹室という部屋。見学当日は、もちろん見せてもらうことはできませんでしたが、麹を作る時は、35〜40℃ほどの気温で、蔵人さんが麹を作るので、かなりの体力がいるんですって。この麹を作る時間は、50時間以上とも言われており、長い時間、蒸し風呂の中で作業するなんて…大変過ぎます。

このタンクで、熟成させます。このタンク1本で、約2000本〜3000本の一升瓶の日本酒が作られるようです。冬場の寒い時期のこのタンクの周りの香りは、日本酒のフルーティーな香りが芳しくするとのこと。そして、ここからがこだわりの一つなのですが、酒母に麹、蒸米、仕込み水を加えて、仕込みますが、大手の酒造メーカーでは、三段仕込みが主流なのですが、こちらのやちや酒造さんでは、四段仕込みで、じっくりと時間をかけて仕込んで行きます。この手法は、昔から伝統的に続けられているそうです。

瓶詰め

こちらの機械で瓶詰めを行います。数十年前から使っている機械なのですが、モーターなどの消耗はもちろんおきますが、故障は滅多にないくらい、頑丈だとスタッフの方はおっしゃっていました。もちろん、メンテナンスも隅々まで、されているから、長持ちもしているのでしょう。

やちや酒造の日本酒

見学のあとは、無料の試飲ができましたので、一つ一つご紹介して行きます。

加賀鶴 本醸造 生貯蔵酒

甘口:★★★☆☆:辛口
淡麗:★★★★☆:濃厚
精米歩合:60%
アルコール度数:15.2度
使用米:五百万石
特徴:本醸造での「生」なので、芳醇な味わいが特徴的です。本醸造ならではの雑味があり、喉越しがしっかりあるのが特徴。
冷や:◎

前田利家公 純米大吟醸

甘口:★★★☆☆:辛口
淡麗:★★★☆☆:濃厚
精米歩合:50%
アルコール度数:15.5度
使用米:山田錦
特徴:ほのかな香りは、塩辛などの少し塩っぽい物を欲する香り。また、酒米の旨味が口に入れると広がる味わいは、ぜひ一度飲んでもらいたい。冷や:◎ 常温:◎

加賀鶴 利家とまつ -加賀百万石- 吟醸純米

甘口:★★★☆☆:辛口
淡麗:★★★☆☆:濃厚
精米歩合:55%
アルコール度数:15度
使用米:百万石
特徴:フルーティーな吟醸の香りは、口に含ませてから鼻に抜けていく。その香りを長く楽しめるのが特徴。また、さっぱりしているものの、最後に広がる酒米の甘みを楽しめるのも醍醐味かも。 冷や:◎ 常温:◎ ぬる燗:◎

辛口なのに旨い酒 加賀鶴

甘口:★★★★★:辛口
淡麗:★★★☆☆:濃厚
精米歩合:65%
アルコール度数:16.5度
特徴:圧倒的な淡麗辛口。飲む前の香りからも辛口であることは、聞かなくてもわかる一本。口に入れると辛口はすぐに舌で感じるが、その辛さもしつこくなく、すぐに、もう一杯を口にしてしまう一品。常温で飲むことをおすすめします。

最後に

どうしたでしょうか?ぜひ、金沢にお越しの際は、ご見学ください。なお、予約してご見学ください。

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