千葉県のおすすめ蔵元 9選

今回は、千葉県にある酒蔵をまとめてみました!最後に、千葉のお土産におすすめのお酒もご紹介しますよ〜!

千葉県の地形


千葉県は、関東地方の南西部に位置している太平洋に面した5,156 km²もの面積を持ちます。
その千葉県は、昔から3つの地域「下総・上総・安房」に分けられていました。

下 総(しもうさ)
千葉北部(野田市や船橋市、千葉市、佐倉市、銚子市など)利根川水系の河川が多いため、江戸時代から流通が活発であり、また酒造りや醤油作りなども盛んだった。冬になると、つくばおろしという、北風が吹くことがあり、寒い日が比較的多い。そのため、この地域の日本酒は、キリッとした辛口が多い。また、江戸時代以降、徳川家康の趣味であった鷹狩りを九十九里方面で行うため、御成街道(現:成田街道)の整備が進められ、それに相まって、当街道沿いには、酒蔵が作られるようになった。

上 総(かずさ)
千葉中部(市原市や木更津市、九十九里町、茂原市など)。かつて、東海道の一端であったこの地域に京から来た船は、着岸し、下総や安房へと赴いた。そのため、京から近いという意味で、この一帯を上総と呼んだとされている。この地域は、① 東京湾地域 ② 丘陵地域 ③ 太平洋沿岸に分けられます。特に酒造りでは、冷涼な山間部の丘陵地域(君津市の久留里城周辺・大多喜城周辺)や太平洋沿岸(一宮町やいすみ市)の日本酒は、千葉の中でも、伝統のある酒蔵です。

安 房(あわ)
千葉南部(勝浦市や鴨川市、千倉市など)房総丘陵が続く、山地が広がっており、この地域の岩石には、硬水を生み出すとされる石灰岩が含まれている。そのためか、この周辺で作られているお酒(日本酒)には、辛口淡麗な日本酒が多く、冷やして呑むと美味しい日本酒が多い。

※ 上総と下総の名前の由来は、畿内から近い方を上総とし、遠い方を下総としたようです。ちなみに、この時代、畿内から房総半島に来訪するのは、決まって船でくることとなっており、その上陸が上総で行われたことによります。

下総のおすすめ酒造メーカーおすすめ

千葉県の北部に位置する「下総」のおすすめ酒造メーカーをご紹介します!

(株)寺田本家【日本酒】

創業:1673〜1681年(延宝年間) ☆千葉県下総に現存する最古の酒蔵
所在地:千葉県香取郡神崎町(こうざきまち)神崎本宿1964
代表銘酒:五人娘
特徴:寺田本家で醸造されているお酒は、すべて「無農薬米」で作られています。これは、寺田本家さんだけでなく、契約農家さんと力を合わせたからこそ実現した「オーガニック」日本酒です。また、こちらは、千葉県に残る最も古い酒蔵であり、24代目が酒造りを行っています。

【おすすめ銘柄】五人娘熟成古酒(原酒) 懐古酒

アルコール度数:18%
精米歩合:麹米65% 掛米65%
特徴:五人娘を10年以上寝かせた一品。時間をかけて熟成することで、水とアルコールが結びつき、体に吸収されやすくなっています。そのため、アルコール分解も早いのが特徴。また、長年の熟成で、ほんのりとした香りが特徴です。寺田本家さんのページより購入すると、仕込水720mlもプレゼント。
おすすめ飲み方;水割り、ロック
マリアージュ:肉じゃが、漬物、(ロックのお供に)冷やっこ

鍋店(なべだな)【日本酒】

創業:1689年(元禄年間)
代表銘酒:仁勇不動
本店所在地:千葉県成田市本町338番地
酒蔵所在地:千葉県香取郡神崎町神崎本宿1916
特徴:江戸元禄時代に、佐倉藩より酒作りの免許にあたる酒造株(1,050株)を頂戴したことで、醸造をスタート。現在の鍋店の由来は、酒の醸造前に、鉄鋼の製造権利を保有していることにあたる「鍋座(座:今でいうと◯◯組合など。その分野を職人が加盟する団体)」を管理しており、その当時「お店」と呼ばれていたこともあり、「鍋」×「店」で「鍋店」としたそうです。鍋店さんが凄いところは、杜氏などを含めて、酒造りはスタッフで作っている。

おすすめ銘柄:仁勇 大吟醸

アルコール度数:15.2度
精米歩合:50%
特徴:利根川水系があり、冬場はつくばおろしが吹き付ける神埼で醸造されています。冷蔵の冷たさから口に入れた時に広がる、刺々しくないやわらかい舌触りと口から広がる厳しい冬を乗り越えた鋭い香りが、お客様の酔いを誘います。
おすすめ飲み方;水割り、ロック
マリアージュ:さっぱりとした白身魚(川魚がいいかも)、漬物(たくわんなどのさっぱりしているもの)
蔵元直営店:千葉県成田市本町338

齊藤ぶどう園 【ワイン】

創業:1930年(昭和5年) ☆千葉県に現存する唯一のワイナリー
所在地:千葉県山武郡横芝光町横芝1074
代表銘酒:齊藤ぶどう園 やまぶどう、マスカットベリーA
特徴:酸化防止剤などは、無添加で、極めて、自然なワインとなっています。それは、当園のワインは、町内のみで消費していたことが由来しているとのことですが、全ての行程を一つ一つ手作業でされており、ろ過装置も使用していないとか。また、この地域は、太平洋からの潮風が吹く、地域で、山梨や長野のワインとは、味わいが異なるので、それもお試しあれ。千葉というワインに馴染みがない地域でも、ここまでこだわり抜かれたワインはぜひ、飲んでみたい。

おすすめ銘柄: 葡萄酒

アルコール度数:12%
品種:やまぶどう
特徴:酸味・タンニンはそこまで強くないので、飲みやすい。香りは、春の花の香りを思わせるような、今にもハチがぶ〜んと飛んでくるような感じ。
おすすめグラス;万能グラス
マリアージュ:お肉料理(脂の少ないものがおすすめ)

上総の酒造メーカーおすすめベスト3

上総は、昔から数多くの城下町が栄えた地域で、その甲斐あってか、今でも、酒造メーカーが伝統を繋いでいます。

吉崎酒造株式会社 【日本酒】

創業:1624年(寛永元年) ☆千葉県に現存する最古の酒蔵
所在地:千葉県君津市久留里市場102
代表銘酒:吉壽、月華
特徴:久留里城下で創業した当酒蔵は、お酒作りをする上で非常に恵まれた土地であった。① 水が豊富(山間部に位置するため)② 上総掘りによる安定した水供給 ③  城下町による安定消費 であった。特に、水は、平成名水100選の「久留里の水」を仕込水としていることもあり、瑞々しい味わいを堪能できる。また、久留里街道が整備されていたため、木更津や富津にあった船着場まで出やすい環境にもあったことから、流通面でも強かったようです。

おすすめ銘柄:大吟醸 月華


アルコール度数:15〜16度
精米歩合:40%
特徴:瑞々しい舌触りで、すっきりとした辛口の味わい。キンキンに冷やした冷酒で、召し上がること間違いなし。
おすすめ飲み方;冷酒
マリアージュ:塩辛、へしこ(少し塩辛いもの)
(写真:吉崎酒造HP)

豊乃鶴酒造 【日本酒】

創業:1781〜1788年(天明年間)
所在地:千葉県夷隅郡大多喜町 新町88
代表銘酒:大多喜城、銭神
特徴:先ほどご紹介した吉崎酒造さんより太平洋よりの山間に位置する大多喜。山があり、水も豊富な地域です。特にこの地域一帯の岩石には、ミネラルを多く含んだものが点在しており、お水も少し硬い。ですので、全体的な舌触りは、スッキリとしつつ、鋭さを持っています。また、太平洋に流れる暖流「黒潮」の影響で、比較的温暖な気候と言える。

おすすめ銘柄:大多喜城 大吟醸 720mL


アルコール度数:16.5%
精米歩合:45%%
特徴:舌に触れた当初は、フルーティーな香りが広がり、果実味のような甘さがかすかに感じられるが、最後には、辛口で〆まるような味わいです。
おすすめ飲み方;常温(冷酒も可)
マリアージュ:旬の白身魚のお刺身、山菜などの天麩羅など
(写真:豊乃鶴酒造HP)

木戸泉(きどいずみ) 【日本酒】

創業:1879年(明治12年)
所在地:千葉県いすみ市大原7635-1
代表銘酒:木戸泉、自然舞、afs(アフス)
特徴:添加物や農薬、化学肥料を一切使わない日本酒の体現を継続している酒蔵さんです。

おすすめ銘柄:木戸泉 純米 瓶囲い 1.8L

アルコール度数:16%
精米歩合:65%
特徴:地元いすみ市産の酒造好適米「総の舞」100%使用。香りは、芋のような香りですが、味わいは、純米独特の濃い味。癖のある味わいが、たまらない。
おすすめ飲み方;常温・冷酒・ロックなど(様々な飲み方をお試しください)
マリアージュ:酒盗、カラスミ大根、金目鯛などの煮付け(味が濃いめのお料理に合います)
(写真:木戸泉HP)

こちらもおすすめ

安房の酒造メーカーおすすめベスト3

安房の地域の多くは、漁師町として栄え、刺身に合うような日本酒も多く生産されています。

亀田酒造株式会社

創業:1757年(宝暦1757年) ☆山伏の伝承にて創業
所在地:千葉県鴨川市仲329番地
代表銘酒:寿萬亀、桑萬寿
特徴:亀田酒造さんは、全国で唯一、「明治神宮」へ奉納するお酒を造られています。かつて、有名人や芸能人の特別な日にも使われています。

  • 平成7年11月 横綱貴乃花のご婚礼にて、三々九度のお神酒
  • 平成13年12月 愛子様(敬宮愛子内親王)ご誕生の振舞い酒
  • 平成17年11月 清子様(紀宮清子内親王)と黒田慶樹様ご結婚記念の振舞い酒

そして、こちらの酒蔵さんは、企画力がすごいです!「クワマン」さんこと桑野信義さんと寿萬亀九代当主がコラボして、「桑萬寿」を限定500本で作ったり、銀河鉄道999の松本零士さんの全国47都道府県の名将・銘酒の企画に、「南総里見八犬伝 犬塚信乃と浜路」の酒造として参加していたりします。また、モンドコレクション最高金賞3年(2016/2017/2018年)連続受賞しているなど、様々なコンクールにも出展されて、多くの受賞をしています。

おすすめ銘柄:桑萬寿(くわまんじゅ)
アルコール度数:17度
精米歩合:35%
特徴:兵庫県三木市吉川町産(特A地区)山田錦特等米(要するに、最高級のお米が生産される地域でも特にいいお米)をなんと35%まで磨いているので、濃厚な辛口の味わいで、喉越しもしっかりしていて、飲みごたえがあります。
おすすめ飲み方:冷酒
マリアージュ:酒蒸し、煮物、おひたし
(写真:亀田酒造HP)

吉野酒造株式会社

創業:1830年(天保元年) ☆
所在地:千葉県勝浦市植野571
代表銘酒:腰古井
特徴:温暖な気候と房総丘陵から流れ出る、ミネラルを多く含む水で造られた日本酒は、日本だけでなく、海外の日本酒ファンからも愛されています。またそれだけではなく、積極的に海外の需要も模索しており、多くの海外コンテストでも受賞歴があります。そのレポートが、ホームページで丁寧に記載されていますので、ぜひ、ご覧ください。(HP: http://koshigoi.com/index.html


おすすめ銘柄:腰古井 大吟醸
アルコール度数:15度〜16度
精米歩合:40%
特徴:スッキリとした辛口のですが、口当たりはとても滑らかなので、日本酒初心者でも飲みやすい一品と言えます。また、食事も多くのものと合わせることができる万能型です。
おすすめ飲み方:常温(冷やでもいいが、自然そのままの温度感で呑んだ方が美味しいかも)
マリアージュ:わさび漬け、さっと湯がいた枝豆、冷奴
(写真:吉野酒造HP)

東灘醸造株式会社

創業:1867年(慶応3年)
所在地:千葉県勝浦市串浜1033
代表銘酒:東灘、鳴海
特徴:海岸線に位置する東灘醸造株式会社さんは、小さな酒蔵ではありますが、裏の山から湧き出る水を使って、酒造りをされています。東京から離れているにも関わらず、多くのお客様が、訪れるのも、限られた環境で、最大限の努力をして、美味しい日本酒を作っているからでしょう。


おすすめ銘柄:東灘 大吟醸
アルコール度数:15〜16度
精米歩合:35%以下
特徴:ぐびぐび飲めてしまうような、爽やかでなおかつ辛すぎず、最後の最後に辛口が顔を見せる程度で、女性でも十分飲めるお酒です。
おすすめ飲み方:冷酒
マリアージュ:川魚の焼き、酒蒸し
(写真:ちばの酒街道

千葉のお土産にして欲しい一酒

「千葉と言ったら落花生」と言っても過言ではありません。そんな落花生を使った焼酎があるってご存知でしたか?

落花生焼酎「ぼっち」 【焼酎】

画像をクリックすると商品ページに移動します

千葉と言ったら「落花生」。誰しも思うはず。そんなピーナッツ大国千葉から「落花生焼酎」が商品化しました。商品名は、「落花生焼酎ぼっち」。「ぼっち」とは、落花生は収穫後、天日干しされ乾燥させます。それを、「落花ぼっち」といい、そこから命名。100%千葉県産の落花生を使用。落花生の持つ、ほんのりとした甘みが、口の中に広がります。

分類:甲類乙類混和焼酎
原材料:甲類焼酎・米・米麹・落花生
アルコール度数:25度

最後に

千葉は、江戸時代以降、重要な拠点として、人口が大幅に増えた地域です。そのため、その地域で、消費する文化が根付き、全国各地で、千葉のお酒が消費された訳ではありませんでした。しかし、東京オリンピックを目前に、多くの千葉のお酒メーカーも、英語ページを作ったりと、工夫を凝らしています。そんな、工夫・こだわりを感じてみてはいかがでしょうか?

千葉の地酒が揃っている「いまでや 本店」の記事はこちら

日本酒とワインの品揃えがすごい⁈千葉にある「いまでや本店」に行ってきた!

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