研究論文で報告されている梅酒のすごい身体への効能とは?

梅酒にも抗酸化作用!?

◆研究概要

少し古い研究にはなりますが、1999年に発表された「梅酒の抗酸化性と抗酸化物質の単離と同定」では、梅酒の抗酸化物質について分析しています。

ここでは、醸造用アルコール(40%)、梅果実(45%)、砂糖(25%)の割合で、2年間漬け込みました。

◆研究結果

梅酒を作る過程で、アルコールと糖により梅果実から梅のエキスが抽出されて、抗酸化物質が梅酒に含まれているとの見解を示しています。これは、ぶどうからワインを作る過程と同様の現象ということ。

この抗酸化物質は、「リオニレシオール」と呼ばれる抗酸化物質と「ポリフェノール」などの抗酸化物質が含まれている可能性があると発表しています。しかも、「レオニレシオール」により、梅酒全体が抗酸化活性を持っていると考えられ、赤ワイン同様に循環器系疾患の予防も期待できるとしています。

POINT・梅酒には、抗酸化物質「リオニレシオール」が含まれていて、抗酸化が期待できる。

・循環器系疾患の予防効果や健康増進効果の可能性もある。

梅酒に含まれてるの?ベンズアルデヒド

「梅酒 健康」などで検索してみると、梅酒には「ベンズアルデヒド」の香りでリラックス効果があるという記事や記述しているものが多いのですが、様々な論文を確認したのですが、今のところ研究ベースでその実証が確認出来ていません。

引き続き、ベンズアルデヒドと梅酒についての研究論文は探していきます。

おすすめの梅酒1本

山崎蒸溜所貯蔵焙煎樽熟成梅酒

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サントリーから発売されてヒット商品の階段を駆け上がっているのが「山崎蒸溜所貯蔵焙煎樽熟成梅酒」です。焙煎樽を使っているので、ウィスキーやバーボンなどのようなバニラ香を感じます。このバニラの香りは、「バニリン」という成分で、これには「鎮痛効果」や「筋肉を緩める効果」があり、リラックス効果の期待も高まっています。(引用研究:Comprehensive behavioral study of the effects of vanillin inhalation in mice.

風味もまろやかなので、ロックで飲むのもいいですし、炭酸水で割っても美味しいかと思います。この梅酒でリラックス効果を感じてみてもいいかもしれません。

みなさんも美味しい梅酒を見つけてみてはいかがでしょうか?

【お酒好きにおすすめな記事】

SAKE RECO 編集長
日本のお酒をこよなく愛する「SAKE RECO」の編集長。特に、最近では、日本酒はもちろんのこと、「クラフトジン」や「焼酎」にどハマり中。お酒ばっかりだと太るので、「マラソン×筋トレ」は日課。

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