男性がお酒を飲むと勃たなくなる「アレ」の理由とは?

男性の「アソコ」が勃つメカニズムとは?

男性の「勃起」は、視覚や聴覚から入ってくる情報や体の感覚器官が受けた刺激などによって起こります。この性的な刺激によって、脳の「勃起中枢」から「中枢神経」を通じて、陰茎に伝わります。

すると、この陰茎の動脈にドバドバッと血液が流れ込みます。この流れ込んできた血液を陰茎の中にある「海綿体」が受け止めて、陰茎が大きくなります。これが、ざっくりとした勃起のメカニズムです。

お酒を飲むと勃たなくなる(射精しづらく)理由とは?

では、何故お酒を飲むと勃起しづらくなってしまったり、射精するのが難しくなったりするのでしょうか?

それは、アルコールを摂取することでによって、「中枢神経」が上手く機能せずに、「勃起中枢」から「陰茎」に刺激が到達しづらくなってしまうからです。このようにして、「アソコ」が勃たない「勃起障害」や「射精障害」を引き起こしてしまいます。

仮に、過剰な飲酒後に勃起したとしても、アルコールを摂取したことで、アルコールを含む血液が血管を広げ、血流が良くなりますが、陰茎に血液を溜めておくことが出来ずに、性行為の途中で射精することが出来ないこともあるので、飲酒は要注意です。

適量の飲酒はむしろ良い?!

確かに、アルコールを摂取するということは男性の性行為にとっては、「勃起障害」や「射精障害」を引き起こす可能性はあります。しかし、適量のアルコールを摂取することで、「ストレス」を抑制したり、リラックス効果を期待することが出来ます。

アルコールには、抗ストレス作用のある「GABA」の働きを促す効果があります。これによって、リラックスできることもあり、理性の部分より本能的な部分が優位に働き、勃起がしやすい状況になります。

ただし、適量の飲酒というのは、個々人で異なってきますが、様々な研究論文によると男性で2杯程度女性で1杯程度が目安となるようです。 おすすめ記事ストレスが飲酒量を増やす⁈飲酒量を抑える方法とは⁈

お酒の飲み過ぎで精子が弱る?!

◆ 精子の強敵「活性酸素」

これから子作りに励もうとするご夫婦では、奥様は葉酸を摂取するなど、体調を整えるなどの対策を講じていることも多いのですが、実は最近では男性の不妊も問題になっています。

そのため、男性も子作りする上で、お酒を減量したり、控えたりすることも必要かもしれません。その理由は、「精子は活性酸素に弱い」ということです。お酒を飲むと代謝酵素の力で「アルコール」は「アセトアルデヒド」に変わります。その過程で、体に「活性酸素」が発生します。

過剰な飲酒や日々の飲酒によって発生した「活性酸素」は、精子を傷つけたり、破壊してしまいます。ですので、やはり過度な飲酒は、子作りにおいても避けた方が良いかもしれません。

◆ 飲酒で精液量と正常形態率が低迷

海外で報告されたメタ分析の論文「Semen quality and alcohol intake: a systematic review and meta-analysis.」では、15つの論文を分析して、飲酒しない男性に比べて飲酒をする男性が、精液量が平均で0.25mL少なかった。

また、同論文では、精子の正常な形の割合(正常形態率)も飲酒しない男性に比べて飲酒をする男性の方が、平均で1.87%も低かった。この傾向は、毎日飲酒をする人は特に悪かったとしています。

では、お酒を飲んでも「勃つ」ようにするにはどうすれば良いのでしょうか?

SAKE RECO 編集長
日本のお酒をこよなく愛する「SAKE RECO」の編集長。特に、最近では、日本酒はもちろんのこと、「クラフトジン」や「焼酎」にどハマり中。お酒ばっかりだと太るので、「マラソン×筋トレ」は日課。

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