花粉症が辛い時に控えたいお酒とお勧めなお酒とは?
2月から3月は花粉が飛散し、花粉症の人にとっては、辛い時期となります。では、そんな時期に飲酒は花粉症にとって良いのか?それとも悪いのか・・・。
飲酒による利尿作用が花粉症をひどくさせる?
アルコールには、利尿作用があります。これによって、体から水分が失われてしまい、脱水症状になることが懸念されます。実は、これが、花粉症の症状をひどくさせてしまうかもしれません。
鼻などの粘膜の水分が失われてしまうことで、「花粉」を排除するシステムが機能しづらくなり、花粉症の症状をひどくさせてしまうかもしれないからです。
飲酒の利尿作用による水分不足で花粉を排除するシステムが機能しづらくなる
血管拡張による症状悪化
アルコールには、血管が広がりやすくなる作用があります。これによって、粘膜の炎症を悪化させてしまう可能性があります。粘膜の炎症によって、粘膜の機能の一つである「花粉」を排除するシステムが機能しづらくなります。
アルコールにヒスタミンが含まれている?!
花粉症は、空気中に飛散している「花粉」が、鼻に入ります。鼻に入ってきた「花粉」は、鼻の細胞の中にある「マスト細胞(肥満細胞)」に付着します。
これによって、ヒスタミンなどの物質が鼻の中に散り、鼻の神経や血管を刺激してしまい、鼻炎症状が出てしまいます。
このヒスタミンが、神経を刺激した場合に現れる症状が、「くしゃみ」と「鼻水」です。一方、鼻甲介と呼ばれるひだが、刺激されると、それが浮腫んでしまい、鼻詰まりの症状が出てしまいます。
実は、このヒスタミンがアルコールに含まれていると言います。特にヒスタミンを多く含んでいるのが、「赤ワイン」です。ですので、花粉症の時期に、「赤ワイン」を飲むのはなるべく控えた方が良いかもしれません。
ヒスタミンを多く含む赤ワインは、花粉が飛ぶ時期の飲むのは控えた方が良い
花粉症の時にお勧めなお酒とは
先ほど、お酒の中でも、赤ワインはヒスタミンを多く含んでいるので、控えるのがお勧めということを書きましたが、一方で、ヒスタミンが少なく含まれているお酒もあります。
それは、「ジン」と「ウォッカ」です。ただし、過剰に飲酒すれば、その分だけヒスタミンを多く摂取することになりますので、適度な飲酒に留めておくべきでしょう。
ヒスタミンの量が少ないお酒:ジン・ウォッカ
アルコールと花粉症の薬の服用は良いのか?
アルコールには、抗ヒスタミンを鎮静化させる効果があり、季節性アレルギー性鼻炎薬との服用の組み合わせは、薬の作用を抑えてしまうので、お勧めできません。
季節性アレルギー性鼻炎薬と飲酒はお勧めできない
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