【取材記事】『チャレンジ』と『工夫』で新たな石岡酒造を追求
『新たな石岡酒造』を伝えるSNSの活用
Q:TwitterとInstagramの情報発信で、どんなことに意識していますか?
(藤井さん):二人が石岡酒造に対して思っていることが、ほとんど一緒なので、Twitterは、「私の感覚で面白いと思ったものを発信していく」ようにしています。一方で、Instagramは、冷水さんが情報発信をしているので、同じイベントでも、発信する内容が少し変わっているかなと思います。
Q:TwitterとInstagramは、それぞれ、どんな人に情報を届けたいと意識していますか?
(冷水さん):私は、Instagramを担当しているのですが、Instagramは写真がメインなので、写真を綺麗に撮って、丁寧な文章で届けようと思っています。Instagramのフォロワーさんは、石岡酒造を知らないという若い方が多いので、写真を見て、興味を持っていただければと思っています。ぜひ、同世代(30歳前後の)若い方や女性の方に見ていただけたらと思います。
ちなみに、Instagramの「#(ハッシュダグ)」は、毎回、同じものを付けるようにしています。また、今回、私たちのテーマが、「#石岡酒造チャレンジ」なので、それを付けたりしています。また、藤井さんが、蔵人も兼務していただいているので、「#蔵人女子」と付けたりしています。こんな感じで、たくさんの人に検索して、見てもらえるような心がけをして、投稿していますね。
(藤井さん):Instagramがしっかりとした写真と文章で情報発信しているので、Twitterは、日々の業務で面白いことなどを投稿しています。私自身、性格的に「面白いことをやりたい」と思っているので、誰かが見て、「クスッ」と笑ってくれる内容だったり、公式アカウントなのに、見ている人が「おやっ⁈」と思ってもらえる投稿を心がけています。(仕込み16号に人造人間16号が…)
オハヨウコザイマス!
本日は朝から仕込み16号の酛立てでした。強くそして優しく育ちますように…。 pic.twitter.com/0soiLXCyQ7— 石岡酒造株式会社 (@ishiokashuzo) 2019年1月26日
酒造りで、蔵に入っている時は、酒造りのことだけでなく、あえてポーズを決めてみたりして、ちょっと面白くしようとしています。ただ、どの投稿にも意識しているのが、「写真は面白く・言葉は一言二言」という投稿を心がけています。
他にも、Twitterを通じて、他の酒蔵さんとコミュニケーションを取って、一緒にイベントをしたり、つながりを持つきっかけにもして行きたいと思っています。また、石岡酒造は、茨城県の会社なので、この辺りの企業さんや商店街などとTwitter上で、コメントし合ったりして、地元を盛り上げていければということも意識しています。
Q:TwitterとInstagramで情報発信をしていて、フォローワーさんからどんな反応がありましたか?
(藤井さん):先日、3月9日〜10日に「IBARAKI 日本酒Bar」という茨城県の蔵元が集まるイベントがあったんですね。その少し前に、石岡酒造の王冠を使ってマグネットを作るという投稿をしたんですが、その投稿を見ていた方がいらっしゃって、イベント当日に、「王冠マグネットありますか?」とお声をかけてくれたんです。それを欲しくて、来てくれた方がいたのは、嬉しかったです。(下が王冠マグネットの作成をタイムラプスの投稿です。)
王冠マグネット工作のタイムラプス。 pic.twitter.com/CHezj4dAgZ
— 石岡酒造株式会社 (@ishiokashuzo) 2019年3月7日
(冷水さん):日本酒に関してのイベントでは、Instagramのハッシュタグを使って、告知していることも多くあるので、イベント告知は、Instagramのアカウントを使って積極的に投稿しています。また、石岡酒造の日本酒を知らない人もいると思うので、商品の紹介を出してみたり、外にはあまり出ていない商品を紹介したりしています。
そうしたら、投稿を見ていた方から、DMを通じて、「この商品まだありますか?」という質問をしていただいたりしました。先日は、酒販店さんからご連絡をいただきましたね。
また、昔から石岡酒造を知っていただいているお客様から、「コンセプトを変えた商品を出したんだね!」などのお言葉をいただけるようになったので、最近は特に、情報発信の大切さを身にしみて感じていますね。
(下記のInstagramの投稿は、最近発売となった「純米吟醸 筑波ぬーぼー。」の告知投稿です。)
日本酒の面白さは「違い」を知ること
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