【取材記事】『チャレンジ』と『工夫』で新たな石岡酒造を追求

日本酒は『違い』を知ると面白い

Q:少し話題は変わりますが、石岡酒造に入社する前後で、日本酒に対しての印象は変わりましたか?

(藤井さん):私は、お酒は好きなものの、日本酒はあまりこれまで飲んできていなかったんですね。そんな感じだったので、日本酒が何からできているのかわからないくらいでした…。

そもそも、私が飲むお酒は、ビール党だったので、あまりアルコール度数が高いお酒を積極的には、飲んでいませんでした。正直、石岡酒造に入社する前に、冷水さんに、「私、日本酒飲めないけど大丈夫⁈」と聞いたくらいでした。

そんな私でも、入社して、蔵人として、酒造りに関わると、だんだんと「日本酒が面白い」と思うようになりました。最初は、「日本酒ってこんな風に作られているんだ」という、知らなかったものが知れる刺激を感じていましたが、徐々に日本酒の味の違いの面白さに魅かれるようになりました。

蔵人として、アミノ酸度や日本酒度などの数値が変わると、味が変化していくことに気づいてからは、より一層、日本酒が面白いと思うようになりましたね。

(冷水さん):蔵元の娘ながら、それまでは、日本酒は全然飲んでいなかったんです。以前の日本酒のイメージは、「アルコール度数が高くて、酔いやすい」って感じでした。ただ、少しずつ色々な種類を飲んでみると、「味わいが違う」と感じるようになってきました。自分が飲みやすいものもあれば、飲みにくいものもあるということを知っていくうちに、女性が飲みやすい日本酒を探すようになっていましたね。

Q:石岡酒造に入社して、お酒の飲み方や楽しみ方で変わったと思うことは何かありますか?

(藤井さん):私は、「食べるもの」が変わりました。これまでは、ビールや酎ハイに合わせて、唐揚げやフライドポテトを食べていたのが、日本酒を飲むようになって、塩辛やたこわさなどの「おつまみ系」を感覚的に選ぶようになりました。

(冷水さん):「冷や」で飲むものをあえて、「熱燗」で飲んだりして、新たなお酒の美味しさを見つけるようになりましたね。これまで、日本酒を知らなかったからこそ、色々な飲み方を試して自分なりの日本酒の楽しみ方を少しずつ見つけられているような気がします。

今回は、石岡酒造のお二人に、石岡酒造に入社する経緯やSNSの取り組み、日本酒の楽しみ方について聞いて来ました。次回は、他の業界から日本酒業界に飛び込んで来たお二人から見た日本酒業界について取材しましたので、ご紹介する予定です!

石岡酒造のSNSアカウントでは、Facebook・Twitter・Instagramのアカウントがそれぞれありますので、ぜひ、フォローしてみてください!

次回の記事は、「『日本酒業界』と『石岡酒造』の未来とは? 石岡酒造株式会社 女性蔵元:冷水貴子さん、広報・蔵人:藤井祐未さん」です!ぜひ、ご覧ください!

【取材記事】『日本酒業界』と『石岡酒造』の未来とは? 

【詳細情報】

住所:茨城県石岡市東大橋2972
電話番号:0299-26-3331
代表銘柄:『筑波』『寿山』『酔鶴』

石岡酒造公式サイト:http://www.ishiokashuzo.co.jp/

SAKE RECO 編集長
日本のお酒をこよなく愛する「SAKE RECO」の編集長。特に、最近では、日本酒はもちろんのこと、「クラフトジン」や「焼酎」にどハマり中。お酒ばっかりだと太るので、「マラソン×筋トレ」は日課。

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