これから流行る「おすすめノンアルコール飲料」とは?
日本は、ノンアルコール飲料では、ヨーロッパの各国に比べて、後進国と言っても過言ではありません。そんな中で、ビールやワインなどの有名なノンアルコール飲料以外にも、海外から輸入されたり、国内で開発・製造されているノンアルコール飲料が最近流行りつつあるのをご存知でしょうか?そこで今回は、まだ知らない人も多いかもしれない「おすすめの美味しいノンアルコール飲料」をご紹介します。
最近のノンアルコール事情とは?
◆ 成長する日本のノンアルコール市場
ノンアルコールビールが初めて発売されたのは、2009年に発売された「キリンフリー」です。それ以降、日本ではビールや梅酒、ワイン、日本酒を中心としてノンアルコール飲料が数多く発売されるようになりました。
しかし、ノンアルコール飲料が発売された当初は、「風味が味気ない」などと逆風が吹いたこともありましたが、今では10年前に比べた市場規模は、4倍以上となり認知され、購入されるようになってきました。
また、ノンアルコール飲料を専門とするバーや飲食店も登場するなど、その裾野は広がってきています。
◆ さらに先を行く世界のノンアルコール飲料
確かに、日本のノンアルコール飲料は市場規模と品質共に、この10年間で大きく成長してきました。しかし、世界のノンアルコール飲料と比べると、まだまだ後発であると言わざるを得ません。
世界の市場規模は、2013年に約84億ドルであったのが、2018年には約126億ドル(出典:ユーロモニターインターナショナル)と成長し続けており、ビールやワイン以外にも、ジンなどのスピリッツを模したノンアルコール飲料も数多く生産されています。
特に、ヨーロッパの国々では、様々なノンアルコール飲料が生産されています。ビール大国ドイツも例外ではありません。ドイツでは、ノンアルコールビールの醸造所が400箇所程度あるとも言われているほどです。また、パブの国イギリスでも、カクテルのノンアルコール版の「モクテル」やボタニカルの風味が効いたスピリッツを模したノンアルコール飲料も増えてきています。
残念ながら、その多くが未だに日本に輸入されていないのが現状です。(これは仮説ですが、アルコールが入っていないにも関わらず、輸送・管理コストが高いために、元の値段よりも遥かに高く販売せざるを得ないからだと考えられます。)
有名料理店も採用するロンドン発のボタニカル&ビネガー飲料「Shrb」
(引用:Shrbプレスリリース)
Shrbは、10種類以上のボタニカルが使われたノンアルコール飲料です。(イギリスでは、オルタナティブ飲料と言います。)ジンジャーやシナモンがボタニカルに使われていることもあって、カルピスなどの乳酸菌飲料と一緒に飲むと結構美味いので試してみてください。
都内のミシュランの星付きの一流レストランやその他にもバーなどにも採用された「Shrb」は、インデペンデント誌やBBCなどでも紹介されるほど、今ロンドンのオルタナティブ飲料では、非常に注目を浴びています。
その創業は、なんと2017年。元々、銀行員だったムスタファ・マフムードが創業しました。そもそも、このShrbは、ローマ帝国の時代に、ビネガーを果物やハーブの保存のために使用したことが始まりとされています。それが、アメリカの禁酒法時代にお酒の代わりとして飲まれるようになりました。
【おすすめの飲み方】
Shrbは、シナモンやジンジャーのスパイシーな風味をしっかりと感じるのでカルピスなどの乳酸菌飲料と飲むと柔らかい味わいになって、より美味しく感じるかもしれません。
パーティーやクラブで飲むスタイリッシュな「HECATE」
パーティードリンクとして、「あなたにハジケル解放感を」というコンセプトで作られた「HECATE」。お酒を飲むのが苦手だけど、お酒を飲みながら友達と楽しみたいという若者のニーズに応えたスパークリング飲料。
ライムのスッキリとした感覚とラムのような風味のカクテルのようなイメージのノンアルコール飲料。中には、カフェインやマカ、ガラナが含まれていて、楽しむためのエナジードリンクのような印象。
カットライムと一緒に飲むと、よりスッキリとした飲み口になるのでおすすめ。
今後のノンアルコール飲料は?
現在、日本以外の国々では、アルコール飲料に非常に似たような風味のノンアルコール飲料が開発され、生産されています。今後は、ドイツやイギリスなどのヨーロッパの国のノンアルコール飲料が輸入される可能性は非常に高いです。
今後のノンアルコール飲料の動向に注目です!
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