二日酔いの頭痛が酷い時のバファリン・ロキソニンの頭痛薬は服用してもOK?
前日に飲み過ぎて、二日酔いの頭痛で苦しんだ経験はありませんか?そんな時に、バファリンやロキソニンなどの頭痛薬を飲んで、頭痛を解消させるべきかどうか悩んでしまうこともあるかもしれません。そこで、今回は、二日酔いの辛い頭痛に頭痛薬を飲んで良いかどうかについてご紹介します。
二日酔いの頭痛はなぜ起こる?
二日酔いの頭痛は、いくつかの原因が複合的に絡み合って、生じてしまっています。もとを辿ると、アルコールを摂取すると、利尿作用が働き、尿や汗で水分が身体から出ていってしまいます。その一方で、アルコールが酵素によって、アセトアルデヒドに変わります。
この過程で、二日酔いの頭痛の原因となる現象が起こります。
◆ 脱水症状・水分不足
アルコールを摂取すると、アルコール分解やアルコールによる利尿作用によって、身体から水分が失われていってしまいます。そのため、脱水症状や水分不足に陥ってしまい、頭痛の原因の一つとなります。
◆ 低ナトリウム血症
低ナトリウム血症は、先ほどの汗や尿によって失われた「水分」と一緒にナトリウムも放出されてしまうために起こります。また、ナトリウムが失われる一方で、ナトリウムを含んでいない水分だけが、身体の中で増えてしまうために起こります。
◆ 低血糖(飲酒中に食事をあまりしない人になりがち)
飲酒をすると、肝臓は一生懸命アルコールを分解することに集中します。そのため、肝臓の役割の一つのブドウ糖をグリコーゲンに変えて、身体にエネルギーを供給することが出来なくなってしまいます。(糖新生が出来なくなる)
余談ですが、お酒を飲んだ後に、ラーメンなどの炭水化物を摂取したくなるのは、そのためです。
二日酔いの頭痛の治すのに頭痛薬はあり?なし?
では、二日酔いの頭痛を治すのには、頭痛薬はありなのでしょうか?この記事のために、薬剤師さんやお医者さんに質問をさせてもらいました。
【前提】出来れば飲まない方が良い
多くの薬剤師さんやお医者さんの意見・アドバイスで、「出来れば、頭痛薬は飲まない方が良い」というものが多かったです。その理由は、大きく分けると2つです。
1.より胃腸を荒らしてしまう
前日に過剰飲酒をしている場合、胃や腸が荒れていることが多いと言います。現在販売されている頭痛薬は胃粘液を守る成分が含まれていることもありますが、それでも胃腸が荒れていれば、個人差はあれど、その影響を排除することは難しいと考えている医療関係者が多いようです。
2.食べ・飲み合わせが悪い場合があるかも
よく言われるのが、ハーブや柑橘系の果物がお薬に与える影響があるということです。特に、飲酒直後の薬の服用は注意が必要です。頭痛が酷い場合、食べたものと薬の相性が悪い場合もあるということです。
上記のことを踏まえて、どうしても頭痛が酷い時や仕事に支障をきたしてしまう場合はどうすれば良いのでしょうか?
頭痛薬のおすすめな服用方法とは?
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