残念ですが、水では二日酔い防止にはなりません
日本では、二日酔いを防止するために「和らぎ水」を飲むように推奨されていますが、本当にに水を飲むことで、二日酔いを防ぐことは出来るのでしょうか?
水を飲むことが二日酔いを防ぐかどうかの研究が2015年にオランダのユトレヒト大学のヨリス・フェルスター教授を中心に実施されました。果たして、「水」が二日酔いを防いでくれるのでしょうか?
飲酒中の水の摂取は二日酔いには効かない
これまでに飲み過ぎてしまって二日酔いになった経験のある826人の学生を対象に、「水を飲む」ことが二日酔いの防止や軽減に繋がっているのかを調査しました。
その調査では、「アルコールの摂取量」・「飲酒後の食事」・「水分摂取量」・「二日酔いの度合い(0〜111点)」で回答してもらいました。
結果は、下記のようになりました。なお、二日酔いへの効果を測るために、「0〜10点」で数値化。10点が二日酔いの症状が無い状態。
- 翌朝の朝食をしっかりと摂ろうとした:369名(44.7%)→ 平均5.5点
- 脂が多い食事を摂ろうとした:280人(33.9%)→ 平均5.4点
- 飲酒中の水分摂取:618人(74.8%)→ 平均5.2点
- 就寝前の水分摂取:502人(60.7%)→ 平均5.6点
このことから、食べ物や水を摂ることでの二日酔いへの効果を期待するが難しいとヨリス教授は結論付けています。そして、結果的に一番の二日酔い対策の結論は、「飲み過ぎない」ことであるということと結論付けています。
水を飲むことが直接な二日酔いの防止にはならないようですが、「飲酒量」を抑えることは期待することが出来るかもしれません。それは、水を飲むことでお酒を飲む量が減るからです。
では、どのようにすれば、「飲み過ぎないよう」になるでしょうか?
飲み過ぎないようにするには?
では、飲み過ぎないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
(飲酒時)真っ直ぐで透明なグラスで飲む
飲み過ぎてしまっている時に多いのが、「自分の飲んでいるスピードが把握出来ていない」ことです。例えば、ご自宅でお酒を飲む時、「缶ビール」や「缶チューハイ」だと、自分の飲んでいるスピードが「缶」に入っていることでわかりづらいと思います。
これによって、自分の飲んでいるスピードが早くなり、急激に血中アルコール濃度が高くなり、知らぬ間にアルコール頭痛を感じてしまっている人もいるのではないでしょうか?
実際、イギリスのブリストル大学の研究で、飲んだ量を把握出来ないことで、飲むスピードが「40%」も早くなったということが明らかにされています。飲んだ量を確認できるような「真っ直ぐで透明なグラス」でお酒を楽しむようにしましょう。
では、飲み過ぎないその他の方法とは?
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