残念ですが、水では二日酔い防止にはなりません

(日常生活)副腎の機能を整えるバランスのとれた食事

日常生活では、仕事や学業などでストレスを抱えている人が多いとされています。現代人のストレスは、原始時代の原人が「トラ」や「ライオン」などに襲われそうになった時の負荷と同じくらいのものと言われています。そのため、非常に重い負荷がかかっているんです。

そんな精神的な負荷がかかると、副腎という器官から「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが生成されます。このコルチゾールの分泌が過剰になると、副腎が疲れてしまいます。そんな時に飲みたくなるのが、「お酒」です。

お酒は、コルチゾールを抑えてくれる「GABA」の働きを高めて、リラックス効果をもたらしてくれます。しかし、それが飲酒を過剰にしてしまいます。そこで、疲れてしまった副腎の機能を回復させて上げる食事をすることでコルチゾールの生成をコントロールしましょう。

特に、コルチゾールの生成をコントロールするのに必要な栄養素に「ビタミンC」があります。ビタミンCを摂るようにするのもおすすめです!

主なビタミンCが豊富に含まれた食品
ブロッコリー、キャベツ、ゴーヤ、キウイフルーツ、いちご、柿、赤ピーマン、ゆず(果皮)、パセリ、レモン など

(継続的に)心肺機能を鍛える

心肺機能を鍛えることで、アルコール消費と密接に関連している「背外側前頭前野」が鍛えられます。この背外側前頭前野には、暗記や自己コントロールを司る「ワーキングメモリ」も含まれていますので、有酸素運動を通じて、心肺機能を向上させるようにしましょう。

また有酸素運動には、「コルチゾール」の血中濃度を抑えてくれる働きがあることも研究で明らかになっていますよ。

おすすめな有酸素運動は、「早歩き」や「ランニング」、「水泳」が効果的と言われています。「ランニングはちょっと・・・」という人は、「早歩き」でも十分ですよ!

ある研究では、早歩きやランニングなどの心肺機能(酸素摂取最大量)が向上すると、頭が良くなることも明らかになっていますので、ぜひ有酸素運動を取り入れてみると、飲酒量だけでなく、頭の回転も期待出来ますよ!

(ゆっくりと)マインドフルネス(瞑想)

マインドフルネス(瞑想)を行うことで、アルコール消費に関わる「背外側前頭前野」と「島皮質」が鍛えられて、飲酒量を抑えることができるようになることが明らかになっています。

先ほどもご紹介した「背外側前頭前夜」を鍛えることで、「扁桃体」から生じる不安を抑えこむことができ、扁桃体の体積を小さくしてくれる働きもあります。メンタルを強くしたい人にマインドフルネスはおすすめです。

最後に

残念ながら、水を飲むこと自体には二日酔いを防止することは期待出来ないようです。しかし、水を飲むことで、お酒の量を減らすことが出来ますので、水を飲みながらお酒を楽しんでみてください。

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SAKE RECO 編集長
日本のお酒をこよなく愛する「SAKE RECO」の編集長。特に、最近では、日本酒はもちろんのこと、「クラフトジン」や「焼酎」にどハマり中。お酒ばっかりだと太るので、「マラソン×筋トレ」は日課。

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