ブランデーの特徴と健康的な効能とは?

ブランデーの歴史

ブランデーの始まり:13世紀頃

ブランデーは、古い歴史を持つワインに比べて、比較的新しいお酒です。その起源は、13世紀頃のスペインで医者をしていたアルノー・ド・ブルヌーブがワインを蒸留したことだとされています。

この蒸留酒を薬として利用していたことから「命の水」と称されていました。

17世紀の危機

と言っても、やはり古来から親しまれてきた「ワイン」の存在は大きく、16〜17世紀頃まではブランデーの存在は非常に小さいものでした。というのも、ブランデーは、ルイ14世の時代にブランデーを保護する法律が施行され、王宮の酒として、高級品となっていたからです。そのため、庶民には程遠い存在でした。

16世紀に入ると、宗教改革をはじめとして、大航海の成功、そして新大陸からの金・銀の流入による商工業の発展、敷いては資本主義の成長も継続的に起きていった。しかし、17世紀に入り、その流れは徐々に後退していきました。

17世紀には、植民地化した新世界からの銀の産出量が落ちたことで、ヨーロッパへの銀の流入量が減りました。それだけでなく、小氷期と呼ばれる寒冷化により農作物が育たなくなりました。これは、ワインの原料となる「ぶどう」の生育にも大きな影響を与えました。

これに相まって、この当時、イケイケで海外との貿易にも積極的だった「オランダ」へのワインの輸送をフランスなどが試みましたが、輸送環境に耐えうることができずに、オランダに着いた頃には「酸っぱく」なってしまっていました。

そこで、生産されたぶどうを生かしつつ、貿易大国オランダまでの輸送に耐えうるために、ワインの蒸留酒「ブランデー」の製造を始めました。それが、ヒットし、次第に市場にもブランデーが広まって行きました。

ブランデーの主な種類

ブランデーには大きく2つの種類に分けることができます。

  1. グレープブランデー
  2. フルーツブランデー

グレープブランデーは、名前の通り「ぶどう」から作る蒸留酒のことを指してします。その一方で、フルーツブランデーは、ぶどう以外の「梨」や「杏」、「すもも」などのフルーツから作られた蒸留酒を指しています。

グレープブランデーの主な種類

グレープブランデーには、いくつかの種類があります。その種類は、「生産地域」や「製法」によって異なることが多いのが特徴です。

【グレープブランデーの主な種類】
1.コニャック
2.アルマニャック
3.フィーヌ
4.マール(グラッパ)

コニャックとアルマニャックの違い

生産地

特に有名なブランデーは、「コニャック」と「アルマニャック」だと思います。この二つは共に、フランスで生産されているのですが、生産地域が異なります。

コニャック:フランス南西部のコニャック地方で生産
アルマニャック:フランスボルドーの南部で生産

現在では、「ブランデーと言えば、『コニャック』」ですが、実は、アルマニャックの方が歴史は古いんです。

製 法

製法もコニャックとアルマニャックでは異なります。

コニャックは、単式蒸留機で2回蒸留するのが特徴です。そのため、じっくりと蒸留することから、落ち着いたエレガントな味わいが印象的です。

その一方で、アルマニャックは、半連続式蒸留機で1回蒸留するのみです。これによって、コニャックとは異なり、独特で切れ味鋭い味わいという印象でしょうか?

樽熟成

コニャックもアルマニャックも樽熟成させることが多いのが特徴です。その熟成期間もウィスキーやワインなどと比べるとやや長いものが多く、熟成を終えたブランデーには「独特なとろみ」があります。

SAKE RECO 編集長
日本のお酒をこよなく愛する「SAKE RECO」の編集長。特に、最近では、日本酒はもちろんのこと、「クラフトジン」や「焼酎」にどハマり中。お酒ばっかりだと太るので、「マラソン×筋トレ」は日課。

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