ダイエット中の飲酒前に食べたい「桑の葉」の効能とは?

桑の葉とは?

桑の葉と言えば、もしかしたら、小学校の時に蚕を育てたりした経験があれば、「養蚕」を思い浮かべる人もいるかもしれません。蚕が食べるのが「桑の葉」なのですが、実は、鎌倉時代から「糖尿病予防」の効果が期待されていたようなんです。

現在の研究から、桑の葉には、糖の消化酵素に対して、その効果を阻害する効能があると確認されており、食後の血糖値の上昇を抑える働きがあることが確認されています。

糖の消化と桑の葉について

【糖の消化と吸収】

最近では、「糖質制限ダイエット」で、多くの人がダイエットに成功されていますが、何故糖質を摂ると太ってしまうのでしょうか?その理由を知るために、糖の消化と吸収のメカニズムを理解しましょう。

まず、食事で炭水化物(デンプン)を摂取すると、口の唾液に含まれている消化酵素「アミラーゼ」によって、麦芽糖などに分解されます。そして、最終的には、小腸上皮にある「αグルコシダーゼ」によって、ブドウ糖に分解されます。そして、毛細血管に吸収されます。

そうすると、血糖値が上がりますので、血糖値をコントロールするために、膵臓からインスリンと呼ばれるホルモンが分泌される訳です。これによって、筋肉などに送られて、エネルギーとして使用される訳ですね。

しかし、インスリンには、恐ろしい副作用があります。それは、「血中の糖を中性脂肪に変える」ことです。そして、体に蓄積させてしまう働きがあります。このため、糖を摂取するのを抑えると中性脂肪が増加するのを抑えることが出来るので、ダイエットに成功しやすくなるんですね。

糖は、血液中に入ると血糖値を上げ、インスリンが分泌される。
→インスリンの分泌で、糖は「中性脂肪」になり、体に蓄積されてしまう。

【桑の葉と糖の関係】

糖の葉には、小腸上皮にある「αグルコシダーゼ」の働きを抑える「αGI作用」があります。この作用は、「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」という成分によるもので、ブドウ糖と似ている化学構造であることから「αグルコシダーゼ」と結合し、糖のブドウ糖への分解を妨げます。

これによって、糖の吸収が抑えられて、血糖値の急激な上昇を抑えることができ、糖尿病予防にも効果的と言われるんです。

桑の葉に含まれる「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」が糖の吸収を抑える

吸収されなかった糖質は?

吸収されなかった糖質は、腸内細菌によって「炭酸ガス」や「水素ガス」、「有機酸」が生成され、腸への刺激が大きくなることで、便通が改善されます。ですので、「便秘気味」の人にとっても、おすすめです。

桑の葉に含まれる主な栄養素

カルシウム

桑の葉には、カルシウムが多く含まれています。なんと牛乳の約20倍以上の含有量があるということで、カルシウムの摂取にもおすすめです。

ただし、カルシウムは小腸で吸収されるのですが、アルコールを過剰に摂取してしまうと、その吸収を妨げてしまうので、注意が必要です。

鉄分

鉄分も多く含まれています。鉄分が多く含まれる食べ物の代表格に、「小松菜」がありますが、この小松菜の約8〜9倍程度の鉄分の含有量があると言われています。

ダイエットにも、鉄分は非常に重要な役割を担っています。エネルギー代謝が起こるのは、細胞のなかにある「ミトコンドリア」が、酸素を用いて、糖や脂肪の分解を行い、「ATP」を生み出します。この時に、効率よくATPを生み出すのに、「鉄分」が重要な働きを持っています。

亜鉛

亜鉛は、100g中に約2mgほど含まれています。亜鉛は、不足しがちな栄養素なので、桑の葉から摂取出来ると良いですね。

桑の葉には、「カルシウム」「鉄分」「亜鉛」が豊富に含まれている!

では、桑の葉が含まれていて、筆者が実際にダイエット中(3ヶ月で15kg減量成功)に飲んだ商品をご紹介します!

SAKE RECO 編集長
日本のお酒をこよなく愛する「SAKE RECO」の編集長。特に、最近では、日本酒はもちろんのこと、「クラフトジン」や「焼酎」にどハマり中。お酒ばっかりだと太るので、「マラソン×筋トレ」は日課。

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