健康にいい赤ワインの適量と飲み方とは?
健康に良い「ワインの適量」とは?
多くのネットの記事でも「適量」について議論されています。そこで、ワイン適量についての研究をご紹介しましょう。
〜Montsko氏(2010年)〜
「ピノ・ノワール」とオーストリアの土着品種の黒ぶどう「ザンクト・ラウレント」の2種類を女性:約200mL(グラス1〜2杯)・男性:約300mL(グラス2〜3杯)の摂取で、がんと心疾患のリスクが低減することを明らかにしている。
(引用研究:trans-Resveratrol and trans-Piceid Content of Hungarian Wines)
〜Platina氏(2014年)〜
被験者を2グループに分けて、1つのグループには赤ワインを0.2L(200mL)飲んでもらい、もう一つのグループには、赤ワイン以外のアルコール飲料を飲んでもらいました。その結果、飲んで直後の身体の反応にほとんど違いはありませんでした。
そのあとの結果では、他のアルコール飲料を飲んだグループよりも、赤ワインを飲んだグループの方が、血圧と心拍数、心室の再分極(心臓が興奮から覚める状態)の落ち着きが見られた。
〜松本氏(2014年)〜
成人の男女を対象として、適量の飲酒が心疾患に与える「ポジティブな影響」について、実験しました。その結果、0.15Lのワイン、0.33Lのビール、0.03Lのハードリカーを飲むことで、虚血性心筋梗塞や心筋症とその致死率のリスクが低下したことがわかった。
〜Vilahur and Badimon(2013年)〜
長期間での毎日の赤ワインの飲酒(女性:150mL、男性:450mL)は、炎症とアテローム動脈硬化を抑え、脂質代謝や酸化状態、内皮機能を改善させることがわかりました。
引用研究:Antiplatelet properties of natural products
赤ワイン一杯あたり約125mL程度だとすると、男性:200〜450mL(グラス2〜3杯分)、女性:100mL〜200mL(グラス1〜2杯分)が適量と言えるのではないでしょうか?
実際、アメリカ農務省の「Dietary Guidelines for Americans 2010」では、女性の場合は1日1杯まで、男性2杯までを推奨しています。また、イギリスの国営保険サービスでも、女性の1日のアルコール摂取量は200〜300ml、男性の場合は300〜400mLが適量としています。
赤ワインに合わせた健康に良い料理とは?
赤ワインに合わせると健康に良い料理とはどんな料理なのでしょうか?そこで、面白い研究があります。2013年にStricker氏らによって発表された「Dietary patterns derived from principal component- and k-means cluster analysiss: Long-term association with coronary heart disease and stroke.」です。
この研究では、40,011名の男女を対象に、それぞれの食生活を調べ、二つのグループに分類しました。一つ目のグループは、地中海の食文化に近いような「魚や食物繊維が豊富な食べ物、野菜、ワイン」を主に摂取しました。一方で、もう一つのグループは、アメリカのウェスタンなライフスタイルをイメージさせるような「フライドポテトやファストフード、低食物繊維の食べ物、そしてワイン以外のアルコール飲料」を主に摂取していました。
その結果、心疾患や発作のリスクを低減に至ったのは、地中海の食文化に近い「魚や食物繊維が豊富な食べ物、野菜、ワイン」でした。
この実験以外にも、「地中海食(Mediterranean diet)」が心疾患などのリスクを軽減する結果を示唆する実験も多いことから、地中海食と一緒にワインを楽しむのも良いかもしれません。
地中海食には、赤ワインに合わせやすい「オリーブオイル」や「ナッツ」、「チーズ」も含まれてることから、みなさんがワインに合わせる食べ物とほぼイメージ通りなのではないでしょうか?
まとめ
・赤ワインと合わせたい食べ物は、地中海食(EX:オリーブオイル、ナッツ、チーズなど)
・健康志向におすすめな赤ワインは、「トランス型レスベラトロール」を多く含む「ピノ・ノワール」と「ザンクト・ラウレント」
ワインは、尿酸値の上昇を抑えながら楽しめるお酒って知ってましたか?
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