【ワイン用語集】「アメリカンオーク」と「フレンチオーク」の違いとは?

ワインを購入する時に、よく耳にする「アメリカンオーク」と「フレンチオーク」。この違いは何なのでしょうか?オーク樽の説明をしつつ、この2つの違いをご紹介します。



オーク樽熟成で引き立つワインの3つポイント

そもそも「オーク樽」というのは、「オーク(樫)」の木で作られた「」のことです。そんな木製のオーク樽で熟成したワインの香りや味わいには、複雑さがあります。それでは、そんなワインの複雑さを引き出してくれる樽熟成の3つポイントをご紹介します。

オーク樽が持つ香り成分

オーク樽には、樽がもともと持つ香り成分があります。これらの成分は、ワインに移り、味や香りに深みを持たせます。具体的な、香り成分は、下記の通りです。

  • バニリン:バニラの香り
  • オイゲノール:スパイスの香り
  • ラクトン:ココナッツの香り
  • グアイアコール:スモーキフレーバーの香り

新樽や古樽などによって、これらの成分が強く出たり、弱く出たりして、香りや味わいを複雑にしていきます。

ローストしたトースト香

オーク樽は、樽の内側に焼き(熱処理)を加えることで、その個性をより引き立たせることができます。というのも、これによって、木の成分が溶け出し、より深みを出すことができます。

じっくり熟成の柔らかな味わい

オーク樽での熟成の多くは、酸化(酸素が触れることによって起こる化学反応)での熟成と言われています。それは、樽というのは、一見すると木目が隙間なく並んでいるように見えますが、実は、少し間が空いています。それによって、空気の出入りもありますので、酸化が進むのです。しかし、空気中でワインを晒しておくよりも、樽でワインを寝かせていた方が、ゆっくりと熟成が進むのも、このためです。

オーク樽の種類とその特徴

オーク樽_フレンチオーク

オーク樽には、いくつか種類がありますが、有名なものに「アメリカンオーク」と「フレンチオーク」があります。それでは、それぞれをご紹介して行きましょう。

アメリカンオーク樽 (通称:アメリカンオーク)

北米で作られるオーク樽は、別名アメリカンホワイトオーク樽といいます。香りが非常に強くココナッツ(成分はラクトン)やバニラ(成分はバニリン)の甘い香りを持つ傾向にあります。価格は、原材料がロスしづらいということもあり、フレンチオークに比べて安い。3〜5万円程度。

フレンチオーク樽 (通称:フレンチオーク)

フランス産の樽。ヨーロッパナラという木材で作られることが多い。この樽は、きめ細やかな香りと味わいをもたらすことができ、ピノ・ノワールなどのエレガントなワインにも熟成で使われることがある。また、高級ワインの熟成に使用されることがあり、フレンチオーク自体が、高級となっている。そのため、新樽で、7〜40万円程度で取引されることが多く、アメリカンオークに比べて、非常に高い価格となっている。

アメリカンオークとフレンチオークの違いとは⁈

  • 価 格: アメリカンオークよりフレンチオークのほうが高い
  • 香りや味わいの強さ: フレンチオークよりアメリカンオークのほうが強い
  • 熟成期間: アメリカンオークよりフレンチオークのほうがより長期間熟成向き

最後に

いかがだったでしょうか?ワインを購入する時は、どんな樽を使用しているのかも聞いてみて、飲んだ時に答え合わせをしてみてはいかがでしょうか?

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