疲労回復と精力増強におすすめなすっぽん酒の効能とは

すっぽん酒とは

すっぽん酒には、二つの種類があります。それは、「すっぽんの生き血を漬けた酒」と「すっぽん姿焼を丸ごと漬けた酒」です。

すっぽんの生き血を漬けた酒

すっぽんの生き血を漬けたお酒は、ワインや焼酎などと一緒に混ぜたお酒が多いのが特徴です。また、すっぽんの生き血には、「ビタミン」や「ミネラル」、「タンパク質」が多く含まれているとされており、すっぽん専門店などでは、フルコースの一品として、使われることがあります。

生きているすっぽんをAmazonや楽天で購入できるようですが、これを使ってすっぽんの生き血酒を作るのはおすすめしません。というのも、2007年に川越市で、すっぽんの生き血を食した後、食中毒を発症した事案がありました。

自分自身で、すっぽんを捌いて、生き血を酒に漬けるのは危険ですので、注意してください。

参考URL:2007年川越市のすっぽん食中毒事案の詳細

すっぽん姿焼を丸ごと漬けた酒

すっぽんを丸ごとと一緒に生薬も焼酎や日本酒と一緒に漬けた酒があります。日本では、すっぽんを日本酒に漬けた商品を販売している金沢の「スッポン堂」が有名だったりします。

このお酒は、すっぽんの姿焼を丸ごと漬けているということもあって、すっぽんが持つ栄養素をバランスよく摂取することができます。

【摂取できる栄養素】
ビタミン群、ミネラル、必須アミノ酸、リノール酸、鉄分、カルシウム、葉酸 など

すっぽんとは?

すっぽんは、20〜30度程度の暖かい地域でしか生育することができない動物です。そのため、日本では、10〜4月は完全に冬眠に入ります。この期間、何も食べないにも関わらず、生き延びることができることから、滋養強壮や疲労回復に効果的とされています。

すっぽんは、3000年以上前の中国の時代から薬膳料理の一つとして重宝されていました。また、日本でも、続日本紀によると7世紀の文武天皇に献上されたとの記録が残されていました。

では、昔から食べられている高級食材の「すっぽん」ですが、含まれている栄養素はどうなっているのでしょうか?

ビタミンB群

すっぽんには、体を元気にしてくれるビタミン群が含まれています。

ビタミンB1、B2

ビタミンB1とB2は、糖質の代謝に関わる重要な補酵素です。特に、ビタミンB1が不足してしまうと、糖の代謝が落ちてしまい、疲労の原因になる可能性があります。

ビタミンB1が多く含まれる豚肉では100gあたり0.7mg程度含まれているのに対して、すっぽんは100gあたり0.9mg程度も含まれています。また、ビタミンB2が多く含まれている鶏肉では100gあたり0.2mg程度なのに対して、すっぽんは100gあたり0.4mg含まれているとされています。

【ビタミンB1・2の効果】
疲労回復・脳神経の働きを助ける

ビタミンB12・葉酸

ビタミンB12は、葉酸と共に赤血球の中で酸素を運ぶ働きをしている「ヘモグロビン」を作っています。すっぽんには、ビタミンB12も葉酸も共に含まれており、貧血に効果的です。

ビタミンB12は、赤血球を作るほかに、脂質の合成や修復にも関わっており、正常な脂質の形成に寄与しています。

また、葉酸も赤血球を作る以外に、お腹にいる赤ちゃんの神経管閉鎖障害を予防する働きがあるとされています。妊婦さんや妊活中の女性が葉酸を摂取するために、「elevit(エレビット)」を飲むようになるのはそのためです。

ちなみに、余談ですが、妊娠超初期の時点で、胎児には「神経管」と呼ばれる器官が作られます。この神経管は、約1ヶ月程度で閉鎖して、脳や脊髄となる器官となるのですが、この部分に異常があると、下肢などに障害が残るとされています。

葉酸を摂取した場合、神経管閉鎖障害を予防するのに役立つ研究は下記の通りです。
Prevention of Neural Tube Defects: Results of the Medical Research Council Vitamin Study. MRC Vitamin Study Research Group

【ビタミンB12の働き】
赤血球をつくる・貧血予防・脂質の正常化

【葉酸の働き】
赤血球をつくる・貧血予防・動脈硬化・成長促進・神経管閉鎖障害

では、ビタミン群以外に豊富に含まれている栄養素(必須アミノ酸など)をご紹介します。

SAKE RECO 編集長
日本のお酒をこよなく愛する「SAKE RECO」の編集長。特に、最近では、日本酒はもちろんのこと、「クラフトジン」や「焼酎」にどハマり中。お酒ばっかりだと太るので、「マラソン×筋トレ」は日課。

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