都内の初詣で有名な神田明神のお酒が飲める新名所「EDOCCO神田明神文化交流館」とは?

年始の初詣の東京の名所と言えば、御茶ノ水にある「神田明神」です!特に、1月4日の仕事始めには、商売繁盛を祈願しに、多くの企業が参拝に来られることでも有名な神社です。そんな神田明神に、2018年12月15日に新名所「EDOCCO神田明神文化交流館」というビルができたのをご存知でしょうか?そこで、今回は、神田明神とその新館「EDOCCO神田明神文化交流館」をご紹介します!

江戸総鎮守「神田明神」とは?

神田明神

東京の御茶ノ水に鎮座する江戸総鎮守「神田明神」とは、どんな神社なのでしょうか?そして、参拝するとどのようなご利益があるのでしょうか?少しだけご紹介します!

神田明神公式サイト:https://www.kandamyoujin.or.jp/

神田明神につく「江戸総鎮守」ってどういうこと?

神田明神に参拝しに行くとよく目にするのが、「江戸総鎮守」という文字です。これは、かつてから、神田や日本橋、秋葉原、大手町、築地の魚市場などの都内の108もの及ぶ氏子町の総氏神という意味を表しています。もっと簡単にいうと、都内の神社の神様を統括している神社ということになります。

神田明神が江戸幕府を守った⁈実はすごい考え尽くされた神社だった…

神田明神は遡ると、奈良時代に建てられたとされる「神田ノ宮」と呼ばれた神社が最初だったとされています。そんな神田明神は、関東一帯を平安時代に治めたとされる「平将門」を祀っていることも有名です。その後、神田明神は、江戸時代に、かつてあった「神田」から、現在の場所に移動してきました。

その原因になったとされるのが、江戸幕府の南光坊天海という天台宗のお坊さんです。この天海さんは、長く徳川家康に仕えたとされる人で、この天海さんの指導で、江戸の町の設計がなされたとされています。

南光坊天海_江戸時代

(出典:wikipediaより)

そもそも現在の風水でも、「北東」の方位は、鬼門とされていて、ゲッターズ飯田さんなんかもおっしゃっていますが、この「北東」は綺麗にしておいた方がいいとされています。実は、この考え方が神田明神の現在の位置に非常に意味を持っています。下記の地図をご覧ください。

鬼門にあたる北東には、天海も住職を務めた上野の「寛永寺」があります。この鬼門にお寺を置くことで、災いを防ぎ、安泰な世の中にしようとしました。しかし、それだけでなく、その寛永寺を鎮護(要するに「守る」)する形で置かれたのが、今回ご紹介する「神田明神」です。

余談ですが、裏鬼門(鬼門の反対の方角:南西)にも、神社が置かれました。それが、霞ヶ関に置かれた日枝神社です。この上野の寛永寺と神田明神江戸城、日枝神社を一直線に結ぶことができることもちょっとした豆知識

このように、江戸幕府を安泰にするために、神田明神は、風水にちなんで現在の場所に移転し、江戸を守ってきた神社なんですね。そんな江戸は、日本の産業と文化の中心に変貌を遂げました。では、この神田明神は、どんな神様を祀っているのでしょうか?

神田明神に祀られている神様とご利益とは⁈

神田明神に祀られている神様は、3体いらっしゃいます。それぞれの神様をご紹介します!

大黒様【大己貴命(おおなむちのみこと)】

大黒様_画像

(出典:神田明神サイトより)

大黒様は、国土経営・縁結びの神様として崇拝されています。江戸幕府の安泰を考えていた天海が大黒様が祀られている神田明神をこの地に移転させたのも納得ですね。縁結びは、恋愛はもちろんのこと、お仕事の縁を結ぶことでもあるので、年始の仕事始めに参拝される企業が多いのもわかりますよね。

恵比寿様【少彦名命(すくなひこなのみこと)】

恵比寿様_画像

(出典:神田明神サイトより)

商売繁盛の神様。こちらも商売繁盛ということで、初詣で、お仕事を昨年よりももっと頑張りたい人にはおすすめですね!

平将門命【平将門(たいらのまさかど)】

平将門

(出典:神田明神サイトより)

勝負運の神様として祀られています。今年が勝負の一年と思っている人には、初詣で祈願するのが一番!

2018年12月15日オープン「EDOCCO 神田明神文化交流館」とは⁈

神田明神_文化交流館_開業

そんな商売繁盛・縁結び・勝負運のご利益がある「神田明神」に2018年12月15日にオープンした「EDOCCO神田明神文化交流館」をご紹介します!なかなか若い人でも馴染みのない神道という「伝統」と「革新」を掛け算したコンセプトとのこと。では、どんな施設なのでしょうか?

EDOCCO 神田明神文化交流館公式サイト:https://edocco.kandamyoujin.or.jp/

施設案内

神田明神_国際文化交流館_EDOCCO

1階 EDOCCO SHOP/CAFE:江戸にちなんだグッズや神棚などの神具、お酒やお菓子などの物販エリアと唎き酒やコーヒー・お茶を楽しめるカフェ、そしてお札を受け取る神札授与所があります。(今回紹介するフロア)

2・3階 神田明神ホール:イベントホール

4階 EDOCCO LOUNGE:多目的なラウンジスペース

地下1階 EDOCCO STUDIO:食事を楽しみながらショーなども鑑賞できる場所。

EDOCCO SHOPのお酒の見どころ

ちらっと聞いた話ですが、神様は大のお酒好きのようなんです。なので、参拝する時に、お酒を持っていく参拝者がいるほど。そのため、このEDOCCO SHOPにもお酒に関するものが数多く販売されています。そこで、お酒に関する商品をご紹介します!

明神クッキー

明神クッキー_米

神棚などに神様を祀る時に、「酒」「米」「塩」は必需品です。実は、この3点は、神社や神様と親和性の高いものなんです。この明神クッキーは、「甘酒」と「米粉」と「発酵塩バター」を原料にした3種類のクッキーです。

しかも、上の写真からもわかるように、祈祷済みの商品ということで、このクッキーで「開運」間違いなし!

 

御神酒ケーキ

このEDOCCO SHOPでも販売されている「清酒 金婚 上撰」で作られたケーキで、食べた時に程よく日本酒の香りがします。この御神酒ケーキは、豊島屋本店が作っていて、神田明神のほか明治神宮でも販売されています!お味の感想を書いてあるツイートをご紹介。

酒粕ようかん

こちらも豊島屋本店さんの「金婚」の酒粕を使った羊羹で、甘み控えめで、ほのかな日本酒の香りを感じることができます。

豊島屋本店 神田明神 御神酒

神田明神_御神酒

豊島屋本店さんが醸造した御神酒です!すっきりとして、お正月のお酒にもぴったりの一本です!

豊島屋本店 金婚 純米吟醸 十右衛門

豊島屋香り:★★☆☆☆
酸味:★★★☆☆
甘口:★★★☆☆:辛口
淡麗:★★★☆☆:濃厚
キレ:★★☆☆☆
コク:★★★☆☆
特徴:純米のコクがあって、お米の味がしっかりしつつ、吟醸香の香りも口に含んで鼻から抜けていくときによく感じるのが特徴です!

金婚は、他にも御神酒ケーキにも使用されている「豊島屋本店 金婚 上撰 ミニ樽」も販売しているので、お土産にもおすすめです!

豊島屋

 

EDOCCO CAFE MASU MASUの見どころ

神田明神文化交流館の1階フロアには、「EDOCCO CAFE MASU MASU」というカフェエリアもあります。そのカフェでは、唎き酒メニューもあります。そこで、今回は、唎き酒をいただいてみました!

唎き酒メニュー

日本酒(右から):「百十郎 純米吟醸 G-mid (岐阜県)」「鶴齢 雪男 純米(新潟)」「くどき上手 ばくれん吟醸酒(山形)」
おつまみ:しょうがのお漬物

しかもメニューに簡単な説明書きもついているので、日本酒初心者でも銘柄とどんな味わいなのかを知ることができるので、楽しめます!

☆百十郎 純米吟醸 G-mid (岐阜県:林本店)

香り:★★☆☆☆
酸味:★★☆☆☆
甘口:★★★☆☆:辛口
淡麗:★★★☆☆:濃厚
キレ:★★☆☆☆
コク:★★★☆☆
使用米:非公開
精米歩合:60%
アルコール度数:15度
一言メモ:すっきりとした口当たりでありつつ、ジューシーな味わいが特徴。若い人や女性でも飲みやすいと感じる日本酒です。

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☆鶴齢 雪男 純米(新潟県:青木酒造)

香り:★★☆☆☆
酸味:★★☆☆☆
甘口:★★★★☆:辛口
淡麗:★★☆☆☆:濃厚
キレ:★★★★☆
コク:★★☆☆☆
使用米:美山錦
精米歩合:60%
アルコール度数:15〜16度
一言メモ:純米酒らしいお米の味がしっかりとしていて、飲んだ後半は、抜群なキレがある辛口のお酒です!

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鶴齢
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☆くどき上手 ばくれん吟醸酒(山形県:亀の井酒造)

香り:★★☆☆☆
酸味:★☆☆☆☆
甘口:★★★★★:辛口
淡麗:★★☆☆☆:濃厚
キレ:★★★★★
コク:★★☆☆☆
使用米:美山錦
精米歩合:60%
アルコール度数:18〜19度
一言メモ:かなりの辛口のお酒ですが、この銘柄は、なかなか手に入りづらいので、見つけたら召し上がることをおすすめします!

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くどき上手 ばくれん 吟醸 超辛口 1800ml
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まとめ

神田明神特集いかがだったでしょうか?是非、初詣に神田明神に行かれてはいかがでしょうか?

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