二日酔いに効果抜群なおすすめ栄養ドリンク4選

栄養ドリンクとは

コンビニやドラッグストアで購入できる「栄養ドリンク」ですが、多くの人はあまりその実態をご存知ではないようです。そこで、この章では、栄養ドリンクについて徹底解説してみようと思います。

液体の栄養ドリンクと顆粒・錠剤との違い

液体型の栄養ドリンクは顆粒や錠剤の栄養剤に比べて、栄養ドリンクに含まれている成分が吸収されやすいため、吸収スピードは早いのが特徴です。ですので、疲労感を感じていて、即効性を求めるなら液体型の栄養ドリンクがおすすめです。

栄養ドリンクのタイプ

栄養ドリンクには、「医薬品」「医薬部外品」「清涼飲料水」の3タイプに分けることができます。医薬部外品は、医薬品に比べて効能が穏やかなものが多いとされています。

・医薬品:ユンケルシリーズ、チオビタ(ゴールドシリーズなど)
※平成26年の薬事法及び薬剤師法の一部改正によりネット販売も可
・医薬部外品:アリナミンシリーズ、リゲインシリーズなど
・清涼飲料水:オロナミンC、リアルゴールド、マッチなど

栄養ドリンクの主な成分

栄養ドリンクに含まれている主な成分についてご紹介します。

タウリン

タウリンは、イカやタコ、貝類などに多く含まれていて、水溶性のアミノ酸様化合物です。多くの栄養ドリンクに含まれており、肝臓の機能を向上させる効果があります。二日酔い予防などのドリンクにも含まれていることが多いのが特徴です。

主な効果
・コレステロール・中性脂肪を減らす
・血圧の安定と高血圧を下げる
・肝臓の解毒効果向上(アルコール障害にも効果的)
・インスリン分泌を促進し糖尿病の予防・治療に有効
・視力の衰えを防ぎ、新生児の脳や網膜の発育を助ける(農林水産省のWebページより)

一日の摂取目安:500mg(摂取上限量:3,000mg)

ビタミン

ビタミンB群を多く含んでいます。特に、ビタミンB2、B6、B12を多く含んでいます。ビタミンB群は、主にエネルギー代謝のための補酵素と活躍します。糖質や脂質、タンパク質を体内で代謝を促すことで、エネルギーに変換するのを助けます。飲酒すると「ビタミンB2」は特に失われてしまうので、意識して摂取することが望ましいです。

主な効果
【ビタミンB6】
・アミノ酸の再合成(→美しいからだ作りに欠かせない過程)
・精神安定の働きのある神経伝達物質の生成(セロトニン、ギャバ、ドーパミン、アドレナリンなど)
【ビタミンB2】
・脂質代謝(ダイエット中に積極的に摂取を意識したい)
・細胞の再生(アンチエイジング)
【ビタミンB12】
・脳や神経の健康を促進
・集中力・記憶力UP
・赤血球の生成促進
・不眠解消

一日の摂取目安
ビタミンB6:成人男性 1.4mg、成人女性 1.2mg (摂取上限量:60mg)
ビタミンB2:成人男性 1.6mg、成人女性1.2mg (摂取上限量:特になし)
ビタミンB12:成人2.4mcg

カフェイン

カフェインは「眠気覚まし」と考えている人も多いようですが、「活発な活動をサポートする」働きがあります。コーヒー以外にも、栄養ドリンクにもカフェインが多く含まれていることが多いです。

主な効果
・眠気を覚ます
・鎮痛作用
・利尿作用

一日の摂取上限:400mg(コーヒーマグカップ3杯程度)

アミノ酸

栄養ドリンクに含まれる主なアミノ酸は、「アスパラギン酸」や「BCAA」や「グリシン」が挙げられます。

L-アスパラギン酸は、魚(カツオやマグロ)、肉類(鶏肉や豚肉)、アスパラガスやアボガドに多く含まれています。エネルギー代謝に必要で、エネルギー源として利用されます。

BCAAは、運動の際の筋肉のエネルギーとなる必須アミノ酸である「バリン」、「ロイシン」、「イソロイシン」の総称を指しています。以前ご紹介した「二日酔いで飲んでおきたいスポーツドリンク4選」では、アクエリアスにこの3つが含まれていることをご紹介しました。筋肉疲労に効果的です。

グリシンは、体内で生成できるアミノ酸で、様々な働きがあります。また、水溶性の特徴があり、栄養ドリンクなどに含まれることもあります。帆立やカニ、牛肉、豚肉、鶏肉などに多く含まれています。

主な効果
【アスパラギン酸】
・エネルギー代謝
・疲労回復
・持久力の向上
【BCAA】
・筋肉疲労回復や損傷軽減
・筋肉のグリコーゲンの節約
・乳酸の生成を抑制
・肝機能の向上(*ロイシン)
【グリシン】
・静菌効果(加熱殺菌できない菌を抑える働き)
・緩衝作用(pH値を一定に保つ)
・肝臓解毒作用
・アルコール代謝の促進

ローヤルゼリー

ローヤルゼリーとは、「ローヤル」の名前の通り女王蜂が口にするものを言います。このローヤルゼリーは普通のはちみつと異なり多くの成分が含まれています。特に必須アミノ酸とそのほかを合わせた18種類のアミノ酸が含まれています。また、二日酔いにも効果的なビタミンB1、B2、B6も含まれています。そして、アルコール分解を促進させるビタミンB1やパントテン酸、アラニンを含んでいるため、アルコール代謝にも効果的です。

主な効果
・筋力低下の予防
・高血圧やコレステロールの上昇抑制
・糖尿病予防
・冷え性軽減
・美肌効果
・肝臓保護
・アルコール代謝

肝臓水解物

二日酔いに効くお酒を飲む前に飲むドリンク10選」でもご紹介したヘパリーゼなどの二日酔い防止ドリンクにも多く含まれているのが、「肝臓水解物」です。肝臓水解物は、レバーに消化酵素を加えて、アミノ酸などを加えて、吸収を効率的にしたものです。

主な効果
・肝機能の向上
・アルコール代謝促進
・疲労回復

生薬

生薬は、天然由来の薬草で作られています。各生薬によって、疲労回復など様々な効能があります。

特に、アルコール代謝に効果的な生薬には「黄檗(おうばく)」、はきけやむかつきなどの胃腸の調子を整える「延命草」、「桂皮」、「丁子」、「赤目槲」、「茯苓」、そして頭痛に効果的な「牛黄」があります。

では、次は二日酔いにおすすめな栄養ドリンクを4つご紹介します!

SAKE RECO 編集長
日本のお酒をこよなく愛する「SAKE RECO」の編集長。特に、最近では、日本酒はもちろんのこと、「クラフトジン」や「焼酎」にどハマり中。お酒ばっかりだと太るので、「マラソン×筋トレ」は日課。

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