二日酔いの原因はメタノールかも⁈メタノールでの二日酔いの治し方とは?

ワインやブランデー、ダークラムなどを飲んで、翌日にひどい二日酔いに襲われたことはありませんか?もしかしたら、それは、「メタノール」が原因かもしれません。そこで、今回は、メタノールによる二日酔いの治し方をご紹介します。

メタノールとは

通常、お酒と言えば、エタノール(別名:エチルアルコール)を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。その通りです。糖分を酵母の発酵によって、アルコール(エタノール)を精製させ、お酒が出来上がります。

しかし、そんなアルコール発酵によって、エタノール以外に、「メタノール」という物質も精製されてしまいます。では、「メタノール」とは、どんなものなのでしょうか?

メタノールは、化学式では、「CH3OH」と表されます。これは、燃料用アルコールとして活用され、アルコールランプなどで使用されています。

実は、このメタノールは、飲んでしまうと、「ホルムアルデヒド(HCHO)」と「蟻酸(HCOOH)」という非常に毒性の強い物質に変化してしまいます。このメタノールを飲用してしまい、失明したり、命を落としてしまったりするケースも数多く報道されています。では、もう一度、メタノールを飲用した場合を詳しくみて行きましょう。

メタノールは、エタノール(CH3CH2OH)と比べると、炭素原子が1個、水素原子が2個少ないです。エタノールより単純な化学構造でありながら、飲用し、代謝酵素が働くと、毒性の強い「ホルムアルデヒド(HCHO)」と「蟻酸(HCOOH)」に変化してしまいます。

そしてもっと厄介なことは、この「ホルムアルデヒド」と「蟻酸」の代謝スピードが、エタノールが酵素により分解された「アセトアルデヒド」と「酢酸」よりも格段に遅いということです。

「ホルムアルデヒド」は、「アセトアルデヒド」に比べて、約1/7のスピードでしか、代謝されず、毒性の強いまま、体内に長時間残り続けます。また、「蟻酸」についても、代謝が非常に遅く、「メタノール」が代謝されるスピードは、「エタノール」が代謝されるスピードに比べて、なんと「約1/10」です。

このことからも、「メタノール」を多く含んだお酒の種類は、事前に確認して置くようにした方が良いでしょう。

お酒にメタノールが入っている理由

必ずとは言いませんが、多くのお酒に、メタノールが入っていると考えていいでしょう。では、なぜ、お酒にメタノールが入ってしまうのでしょうか?

それは、お酒の原料になる「果物」や「穀物」にありました。そもそも、果物や穀物には、ペクチンと呼ばれる物質が含まれています。例えば、プラムやチェリーのような果物は、特に多くのペクチンが含まれています。このようなペクチンを多く含んでいる果物や穀物から醸造されたお酒には、「メタノール」が多く含まれてしまいます。

その理由は、果物や穀物は、酵母によってアルコール発酵を起こし、エタノールを作り出します。ただ、その一方で、ペクチンを分解するペクチンエステラーゼという物質が活性化することで、メタノールが発生してしまいます。

特に、穀物より果物から醸造されるお酒にメタノールは入っていることが多く、「色のついた酒」に気をつけましょうというのは、こういう理由からだと考えられます。

メタノール が多く含まれるお酒とは?

SAKE RECO 編集長
日本のお酒をこよなく愛する「SAKE RECO」の編集長。特に、最近では、日本酒はもちろんのこと、「クラフトジン」や「焼酎」にどハマり中。お酒ばっかりだと太るので、「マラソン×筋トレ」は日課。

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