論文でわかったダイエットに良い太らないお酒

飲酒がダイエットを妨げる理由

【飲酒が脳を勘違いさせる?!】

近年の研究で、「飲酒は脳を飢餓モードにする」ということが、2017年に発表された「Agrp neuron activity is required for alcohol-induced overeating」という論文で明らかにされました。

この論文では、脳の視床下部にある食欲を増進させてしまう「AgRP細胞」が飲酒することで、活発な状態になることがわかりました。ただし、この論文はマウスを使って研究を行っているため、人間では適用出来ないと言う人もいます。

しかし、実際に飲酒している時より飲酒していない時の方が満腹感を感じやすい人は一定数いると思いますので、あながち間違いとは言い切れないと思います。

【飲酒は高カロリー摂取を促進させる】

そして、2019年に12の研究から分析するメタ分析研究「Effect of alcohol consumption on food energy intake: a systematic review and meta-analysis」が発表されました。

この結果、飲酒した場合の方が、ノンアルコール飲料を飲んだ時に比べて、食事から摂取するカロリー量が平均343KJ、そしてお酒と食べ物を総合して摂取したカロリー量が1072KJもの違いが出ることが明らかになりました。

このことから、ノンアルコール飲料よりお酒を飲む方が、お酒からのカロリー摂取量は増加するだけでなく、食べ物からのカロリー量も増える傾向があることがわかりました。

・飲酒により、脳が飢餓状態になり、食欲増進細胞「AgRP」が活発化し、暴食しやすくなる

・飲酒は、お酒だけでなく、食事からのカロリーも高カロリー摂取になりやすい

論文で取り上げられたおすすめな低カロリーなお酒

低カロリーなお酒の多くが蒸留酒であることは、多くの人に知られています。では、その中でもダイエットに効果的な蒸留酒はあるのでしょうか?はい、あります。

実は知られていないダイエット酒「テキーラ」

テキーラと言えば、ダーツなどでショットで飲む印象があるお酒ですが、実はその原料などを知っている人は以外に少ないかもしれません。実は、テキーラには、ダイエット効果があると言われています。

痩せホルモンを生み出す「アガヴィン」

アメリカ科学協会の研究で、テキーラの原料である「アガベ」に含まれる糖の一種「アガヴィン」には「食事量の減少」と「血糖値を抑える」効果があることがわかってきました。

実験では、「アガヴィン」を加えた水を飲んだマウスと飲まなかったマウスに食事を加えて、血糖値の変化を観察しました。この結果、アガヴィンを加えた方は、インシュリンを作るホルモン「GLP-1」を生成することがわかりました。

このGLP-1というホルモンが多いと「痩せやすい」と言われています。この本来、「小腸」に食べたものが到達すると分泌され、脳の食欲中枢に「満腹」という指令を出します。これによって、食事量を抑えることが出来、暴食を防ぐことが出来ます。

また、テキーラには様々なダイエット効果があると言われています。

【テキーラのダイエット効果】
1.脂肪吸収を抑制
2.中性脂肪とコレステロールの減少
3.血糖値を下げる
4.食欲抑制

ダイエットにおすすめなテキーラをご紹介します!

SAKE RECO 編集長
日本のお酒をこよなく愛する「SAKE RECO」の編集長。特に、最近では、日本酒はもちろんのこと、「クラフトジン」や「焼酎」にどハマり中。お酒ばっかりだと太るので、「マラソン×筋トレ」は日課。

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