今すぐ出来る!足が痛くなる「痛風」の効果的な予防
痛風の原因になる尿酸の発生は避けられない⁈
お酒好きが気にする健康診断の項目の一つに、尿酸値があります。この尿酸値が高いと「痛風」の発症リスクが高くなってしまうというのは、聞いたことがあると思います。では、この尿酸は、どのようなメカニズムで生成されてしまうのでしょうか?
尿酸は、プリン体が分解されたものです。このプリン体は、新陳代謝の過程で生成されてしまうものなのです。それだけではなく、激しい運動でも生成されてしまいます。(下記の図を参照)
ということは、普段生活している中でも、尿酸は、生成されてしまっているのです!肝臓でプリン体が、尿酸に分解され、その後、腎臓に運ばれて、尿として、排出されます。
過剰なアルコール摂取で高まる痛風リスクとは⁈
普段の生活でも、新陳代謝や激しい運動によって、プリン体が尿酸になってしまうということはお伝えしました。それだけでなく、尿酸値を上げてしてしまうのが、「過剰なアルコール摂取」です。
では、アルコール摂取によって、なぜ、尿酸値が上昇しまうのでしょうか?そのメカニズムについて、ご紹介します。
アルコール摂取のこれが原因で尿酸値が上がる⁈
アルコール摂取によって痛風の元となる尿酸値が上昇するのには、大きく分けると「アルコール摂取自体」と「おつまみ」に原因がありました!そこで、この二つを詳しく見て行きましょう!
アルコールの摂取自体で尿酸値が上昇⁈その理由とは⁈
アルコールを摂取することで、先ほどご紹介した「アルコール代謝」、「乳酸の増加」、「利尿作用による尿酸濃度上昇」が上げられます。それでは、もう少し、深掘りして見ていくことにしましょう!
アルコール代謝がATP大量消費
先ほどの図でもご紹介しましたが、ATPという物質は、エネルギー源として、様々なカラダの働きを助けています。そのATPは、アルコールを摂取した後に、肝臓でおこる「アルコール代謝」にも使われます。
ただし、大量のアルコールが摂取されてしまうと、「忘年会前に知っておきたい悪酔いの予防方法は食べ物とは⁈」でもご紹介しましたが、肝臓でアルコールを代謝し続けなければなりません。要するに、激しい運動のときと同様に、エネルギー源として存在するATPは常に利用され、再合成されずに、プリン体となり、尿酸になってしまいます…。
【痛風リスク①】
大量のアルコール摂取は、ATPの大量消費を引き起こし、再合成されずにプリン体→尿酸になってしまう。
→アルコールの過剰摂取は尿酸値を上昇させるので注意!
乳酸の増加が尿酸を体内に蓄積させる⁈
アルコール摂取によって、乳酸の増加は、尿酸を排泄する働きを低下させてしまうことが言われています。そのため、体内の尿酸が外に出て行かず、体内に留まってしまうため、必然的に、尿酸値が上昇してしまうリスクがあります。
ちなみに、乳酸は、肝臓によって、エネルギーに生まれ変わるのですが、アルコールの過剰摂取の時にこのエネルギーへの転換が行われないため、乳酸が増加してしまいます。
【痛風リスク②】
アルコールの過剰摂取で、乳酸が増加し、尿酸の排泄機能が低下!
アルコールの利尿作用で尿酸濃度が上昇⁈
アルコールを摂取すると、アルコール代謝が始まります。その結果、水分が発生します。そのため、利尿作用が高まります。しかし、尿を排泄すると、体内の水分が失われ、体内の尿酸濃度が上昇してしまいます。これが、尿酸値の上昇理由の3つ目の理由です。
【痛風リスク③】
尿の排泄することで、体内の尿酸濃度が上昇!
飲むときのおつまみが痛風リスクを高める⁈
アルコールの摂取だけでなく、アルコールのお供になるおつまみも注意しないと、痛風リスクを高めることになります…。では、どんなものが危険なおつまみなのでしょうか⁈
内臓系
動物の内臓系は特に要注意です!例えば、「レバー」や「心臓」、「腎臓」。特にレバーは、豚・牛・鶏ともに、かなり高いプリン体の数値になっていますので、注意してください!
魚介類
魚介類はでは特に注意したいのが、「カツオ」「鱒」「イワシ」「えび」「いか」などです。
白子・干物
「白子」と「干物」は、痛風リスクを高める典型的な食べ物と言っても過言ではないです!特に干物は、どの魚の干物もほぼ間違いなくプリン体を多く含んでいるので、なるべく避けたい食べ物です。
【痛風リスク④】
レバーなどの「内臓系」、カツオやえびなどの「魚介類」、「白子・干物」は絶対注意!
では、痛風予防に効く食べ物・飲み物とは?
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